牛頭天王(ごずてんのう)については、寛永11年(1634)に古本を書写した『祇園牛頭天王御縁起』に、浄瑠璃浄土の薬師如来が牛頭天王として垂迹したとある。 その起源は、古代インド神話によると世界の中心に須弥山(しゅみせん)があり、その中腹に豊穣国があって、その国の王を武塔天王といったとしてあり、仏教世界の伝説になっている。 須弥山も想像上の山ではあるが、モデルとしての山はチベット高原の西端でネパールの北にあるカイラス山(6656m)だといわれている。 ラマ教・ヒンズー教・仏教の聖地とされ、入山は禁止。これまで登った者は、聖者が一人いるかいないかだそうだ。 たしかに、カイラス山は聖地にふさわしい山…