▶春は花見、秋は紅葉狩りという定番の行楽を毎年のように繰り返してきて、はてさて一体何年になるだろう。今年は関東地方の開花が昨年より大幅に遅れたため、3月末に計画していた花見は殆ど空振りに終わってしまった。それでも4月の第一週には家の近くの桜も満開になり、私も散歩がてらに今年も桜の花の下を歩くことができた。それにしても、花の下に立ち止まって写真を撮っている人などを見かけたりすると、誰しも桜に対する思いは同じなのかなと思ってしまう。 ▶若い時は単純に花の美しさを愛でていたのだろうが、年を重ねて現在のような年齢になってくると、美しさを愛でるというより、桜の花に人生の儚さを重ねるようになってくるから不…