現代文の指導 引き続き『現代文読解基礎ドリル』に取り組んでいます。本人も慣れてきたようで、自習でスムーズに進めてくれているようです。今回も私が特に注目した設問を復習がてら取り上げて、検討していきました。 対比の章の演習6を扱いました。内容は、喜劇論であり、ある喜劇の作品としての価値を判定するような文章でした。 論を捉える 冒頭5行ほど割かれて、劇作家であるサイモンの喜劇『おかしな二人』について述べられていました。生徒はこれを《具体例》であると把握していました。それ自体は、必ずしも誤りというわけではないですが、サイモンなり『おかしな二人』なり、固有名詞が出現しているから《具体例》であると判断する…