硬派本を多く出版する出版社。
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フェミニジア―女だけのユートピア (1984年) 作者: シャーロット・P.ギルマン,三輪妙子 出版社/メーカー: 現代書館 発売日: 1984/02 メディア: ? この商品を含むブログを見る ガスファンヒーター点火初め。 フェミニズム関連本のレビューが続くが、まったくの偶然。 『フェミニジア 女だけのユートピア』シャーロット・P・ギルマン著 三輪妙子訳を読む。きっかけは、『お砂糖とスパイスと爆発的な何か—不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』北村紗衣著で紹介されていたから。 だってさ、『黄色い壁紙』の著者の作品なんだよ。『黄色い壁紙』は怪談のカテゴリーだけど女性の心象風景をとらえた優…
おさむです。 12月に入ったので、今年読んで良かった本10選をやってみました。 今月もまだ本を読むつもりなので、内容は変動するかもしれませんが、とりあえず暫定版として出してみます。 ちなみに、現時点で、今年読んだ本の冊数は153冊です。このなかから10冊を選びました。 荒井裕樹『差別されてる自覚はあるか』 雨宮処凛『この国の不寛容の果てに』 ジェローム・ポーレン著、北丸雄二訳『LGBTヒストリーブック』 井田真木子『同性愛者たち』 大塚隆史『二人で生きる技術』 はるな檸檬『ダルちゃん』 山崎ナオコーラ『ブスの自信の持ち方』 杉田俊介『非モテの品格』 石戸諭『リスクと生きる、死者と生きる』 ブレ…
高齢者ならだれでも子供のころ、家に鯨尺があったのを覚えているだろう。その鯨尺が禁止されたのは1959年(昭和34年)。これに猛反対したのが放送作家の永六輔だ。今は商用取引以外ならメートル表示並記のかたちで使えることになっているらしい。それにしても今に至るまで鯨尺や尺貫法郷愁派・支持派がいるのだから、明治・大正の時代に我が国が尺貫法をメートル法に換えることがいかに難しかったか想像に難くない、 このほど同郷 岩手出身の知人 吉田春雄さん(工学博士)が「メートル法と日本の近代化」という本を出した(現代書館)。サブタイトルに「田中館愛橘と原敬が描いた未来」とある。言わずと知れた田中館愛橘は旧東京帝国大…
この3か月ほどずっと取り組んでいた資格試験が、先週末に無事終了し、 やっと解放されました(苦笑)。 解答欄はマークシートと記述を含め、なんとか全問埋めてはきました。 幸い(?)「あれ、なんだっけ…。確か見たはずだけど…」という問題はなく、 「この問題、初出題だな」というものが片手分ほどありました。 そのため良い意味でも悪い意味でも、これが本当の意味の実力だったと思います。 結果発表は来年。さてさて、どうなることやら。 話しは変わり、この時期は中国語学習者にとって“ビッグイベント”がある時期でもあります。 そう! 年に1度の「中国語検定1級」。 http://www.chuken.gr.jp/ …
偽の歴史と書いて偽史、そういうものが歴史上いくつも残っている。適当なことが書かれているだけでは誰も信じないが、それなりに裏付けらしきものとセットで出されたり、人が信じたいような内容であったりすると時に信じる人が出てきてしまう。よほどの荒唐無稽を除いたあとに残るものは素人には判断が付きにくくなってくる。さらに一部の真実を含んでいたりすればこれは玄人でも判断に困るものとなる。そもそも歴史は本物を見て確認するわけにはいかない。見てきた人は誰もいないのである。今は本当の歴史とされていることでも、明日になったら偽史でしたとなることがないとは言えない。例えばかの有名な「古事記」だって、神話の部分は偽の歴史…
Index------------------------------------------------------1)【記事】君は石川優実を見たか!オレは見た!サインも貰った!写真も撮った!2)【本日の一行情報】3)【深夜の誌人語録】----------------------------------------2019.11.11 Shuppanjin1)【記事】君は石川優実を見たか!オレは見た!サインも貰った!写真も撮った!9月27日のことである。上野千鶴子が「あいちトリエンナーレ」に国の補助金不交付決定について、ツイッターにこんな投稿をしている。《あいちトリエンナーレへの国の補助金不…
8 T4作戦と弁護士(The Lawyers) ドイツ人には、社会が安定していた、治安がよかったとしてナチス時代をなつかしむ者もいる。 合衆国の法には権利章典(Bill of Rights)があるが、ドイツの法に個人の自由という概念はなかった。 ナチ政権の代表的な非人道的政策……夜と霧(Nacht und Nebel)や、ユダヤ人絶滅政策、安楽死プログラムは、すべて法体系と隔絶した総統指令によって実行された。 法曹の一部や法務省は、総統内閣官房(Chancellery)のラマーズや、内務省に、安楽死作戦について抗議した。通常の法手続きを無視した殺人や収容が横行したためである。 党員やナチ政権に…
3 T4作戦の始動 安楽死施設は次のような場所に設置された。 ・グラフェネクGrafeneck(ウルムUrm南西) ・ブランデンブルクBrandenburgの古い監獄(ベルリン南西) ・ハルトハイムHartheim(リンツLinz北西) ・ベルンベルクBernberg(中央ドイツ) ・ハダマーHadamar(北フランクフルトFrankfurt) ・ゾンネンシュタインSonnenstein(サクソニーSaxonyのドレスデンDresden近郊) 当初は、悪名高いSS大尉クリスチャン・ヴィルト(Christian Wirth)が患者の後頭部を銃撃する等の狼藉を働いていたが、やがて一酸化炭素(car…
ナチス・ドイツにおける障害者の安楽死(Euthanasia)・大量殺人(Mass Killing)――T4作戦(Aktion T-4)――を検討する本。 著者自身もポリオによって身体障害者となり、同じ境遇だったフランクリン・ルーズヴェルトを研究対象にしている。 ◆所感 ヒトラーは進歩と医療のために、「生きるに値しない命(Life Unworthy for Life)」を安楽死させた。 ナチは障害者(The Disabled)や慢性疾患患者(Chronic Disease)、知的障碍者(The Retarded)を殺害したが、実態は、もっとも脆弱な人間たちへの迫害に他ならなかった。 医師、精神科…