『たどりついたアイヌのモシㇼでウレシパモシリに生きる』 水谷和弘 はる書房 2018/10/12 <縄文・アイヌ文化を伝える土地に住む> ・10年ほど前に私は8年間借りていた荷負の家を買いました。その我が家の土地と家の周りの私が管理している畑から石器をはじめ多彩な物たちが出土します。 磨石や石皿、削器(スクレーパー)、石斧、ナイフ型石器などの遺物が出てきた場所は山の中腹、周囲は畑と山林で小高い山も奥にあります。細石器も数多く、石器の加工場があったことが分かります。アオトラ石や黒曜石の石器の完成美品も出てきました。 この地域に現在3世帯しか暮らしていませんが、かつてはアイヌの世帯が53あったと聞…