佐藤愛子著「死ぬための生き方」を読んだ。和田誠の装丁が決め手で手にとったこの本には、なかなか聞けない人間の本音が入っていたように思う。 物事に対して自分と世の中のものさしで測り、考えを深めて、切る。この人の切り口は毒が強めで、でもこの毒を待っている人がたくさんいるから、語り続けているのだろう。 わたしたちに決まっているのは、最終的に死ぬことくらいだ。その覚悟をもって、自分ごとで考えて生きること。気が引き締まった。 死ぬための生き方 (集英社文庫) 作者:佐藤 愛子 集英社 Amazon ざっくりと、こんな本 死なないために生きていないか? 言いにくいことを言ってくれる人 何に生きたいか?は死を…