京都の由緒ある料亭にて、 大河ドラマ〝光る君へ〟の世界を満喫したあと、 三条通りにある隠れ家的バー〝雪月花〟へ…。 ここは、大正期の銀行の建物を改装した、 クラシカルな雰囲気漂うバーで、葉巻も吸える。 T医師はワイン、僕はジンリッキーを注文した。 そこで、色々話しているうち、彼が突然、 「俺、ある人に、自分の前世を見てもらってん」 という話を始めた。 僕も15年ほど前に、前世療法を何度か受けており、 その時に見えた前世が江戸時代のキリシタンで、 唯一の身内である兄は、キリシタン弾圧で命を落とし、 また別の前世では、フランス革命時代の貴族で、 当時、無二の親友と酒場で飲んだくれていた時に、 革命…