2020年8月26日Nothing’s Carved In Stone(ナッシングスカーブドインストーン)のセルフカバーアルバム「Futures」がリリースされた。高い演奏力を誇る彼らの代表曲を最新型サウンドでアップデートした初のセルフカバー盤である。 各メディアで絶賛されている「Futures」だが、結論から言うと、原曲の方が勝っているトラックがいくつかある。所詮個人の感覚でしかないけれど、私の率直な感想はそんなところ。 セルフカバーというのは、原曲への思い入れが強いほど、それを超えることが難しくなるのだが、本作でもそれが当てはまる形になった。記事の後半では原曲との比較も交え、それぞれの曲を…