「計画する能力をもつほど仕事の責任をもつことができる。それだけ生産性も高くなる。いわれたことしかできなければ有害なだけの存在となる。」現代の経営下P138「いわれたことしかできなければ有害なだけの存在となる。」の部分ですが,いわゆる奴隷制度のあった時代では,「いわれたこと」以上の仕事をする人間は,支配者に対する反抗であり,むしろ有害な存在でした。そして,いわれたことしかできない方が有益だったからです。工作機械もコンピュータもない時代は,人間が機械のように,命令には絶対服従で,いわれたことを黙々とこなしてもらう必要性があったのです。ところが,現代では肉体労働のほとんどが機械化され人間が機械のよう…