人間には、大きく4つの苦しみがあるという。 生きるくるしみ 老いるくるしみ 病むくるしみ 死ぬくるしみ この内、生と老と病は体験することがあり得るが、死だけは体験することができない。しかし、老いが深まると、寿命を感じるとともに「死」を意識することが多くなるものである。人はなるべく自己の「死」を感じたくないものであり、その恐ろしさから逃れるために、あえて自己を煩瑣な日常に追い込もうとすることがある。しかし、あえて「死」を意識することで、逆に日々の生活に充実感を得ることができるのではないだろうか。(死を意識する価値)死を意識することで、以下のようなことが得られると思う。 人生の有限性を実感する 価…