映画製作者。(1910年〜1997年) 東宝映画で主に本多猪四郎などの怪獣映画で制作を担当する。 水野久美の自伝でのインタビューでは当時、東宝は派閥が存在しており、藤本真澄派と田中友幸派があった。水野久美はその田中友幸派であった。 余談だが、東宝の藤本真澄派は娯楽映画などソフトな内容の映画がメインであるが、田中友幸派は、怪獣映画など骨太でアクのある映画が主であった。
映画『七人の侍』(1954)や『生きる』(1952)、『上意討ち 拝領妻始末』(1967)、『日本のいちばん長い日』(1967)、テレビ『私は貝になりたい』(1958)など綺羅星のごとき作品で知られる脚本家・橋本忍。その橋本が実在の弁護士・正木ひろしをモデルに描いた『首』(1968)のリバイバル上映とトークショーが神田にて行われた。
【ゴジラと自衛隊 (2)】 ユニークなのは、ゴジラ出現に備えて防衛庁(当時)が警戒体制をを敷いているところ。
【田中友幸プロデューサーの想い出 (2)】 品田「あの5年で友幸さんはすごくお年を召した感じ。84ゴジラ(『ゴジラ』〈1984〉)では矍鑠とされてたけど、『ゴジラvsビオランテ』(1989)では杖をついていました」
ゴジラの日本襲撃から5年後。万能のゴジラ細胞をめぐって各国が争奪戦を繰りひろげる中で、ひとりの科学者が亡くなった娘の細胞とゴジラ細胞とを秘かに融合させていた。
【『ゴジラ』(2) 】 中野「(この時期には)東宝ゴジラ団とかファンのグループもあって、同人誌とかね。 最初の準備稿ではラストシーンだけない。スタッフにまでラストを隠してどうするんだよって。スタッフにIDカードを配って前から下げろとか。撮影が始まったら見学禁止で、スタジオの入口でガードマンが立って、IDカードを見せなきゃいけない。それだけ必死だったんだね。
今年、アメリカ映画『GODZILLA ゴジラ』(2014)が公開され、日本でもゴジラシリーズの再開が決まった。ゴジラ映画は第1作『ゴジラ』(1954)以来、断続的にシリーズが製作されており、何度か空白の期間があった。『メカゴジラの逆襲』(1975)から仕切り直しの『ゴジラ』(1984)までにも9年の歳月が流れているが、その1984年の『ゴジラ』から今年はちょうど30年である。
阪神大震災や東日本大震災の起こるずっと以前、地震の惨禍を描いたパニック映画『地震列島』(1980)。東宝は『日本沈没』(1973)の大ヒット以後、『ノストラダムスの大予言』(1974)や『東京湾炎上』(1975)などパニック要素のある特撮映画を発表しており、この『地震列島』もその流れに位置づけられる。
大怪獣バラン [DVD]野村浩三Amazon 東宝の怪獣映画に登場した怪獣では、その後の「怪獣オールスター映画」に再登場して活躍する機会のほとんどないのが、この「バラン」。わたしはこの「バラン」の面構えや身体デザインとか、かなり好きなのだが、「怪獣映画」としては物足りないところもあったのは確かなこと。 東宝の怪獣映画としては、昨日観た前作の『空の大怪獣 ラドン』につづいて黒沼健の原作なのだが、彼が怪獣映画に関わったのはこの2本だけになる。彼が怪獣映画から手を引いたのがこの『大怪獣バラン』の当時の低評価によるものかどうかわからないが、監督もプロデューサーの田中友幸も、「失敗作だった」というような…
★★★★☆ あらすじ 太平洋戦争末期、敗戦を受け入れ玉音放送を行うまでの日本政府中枢の24時間が描かれる。157分。 感想 終戦間際、日本の中枢で起きていたことが描かれていく。しかし、それまで勝手にやりたい放題やって来たくせに、いざ敗戦を受け入れるかどうかの決断を迫られると何も出来ず、天皇に泣きついてしまう政府要人たちの無責任ぶりには呆れてしまった。 そしてご聖断が下された時には泣き崩れる者がいたのも腹立たしい。「よくぞ苦渋の決断をしてくださった」と感涙したということなのかもしれないが、いやいやそれは本来お前らがするべき仕事だから、と苛立ってしまった。肝心な時に責任のある決断が出来ず、ただ泣く…
www.nhk.or.jp名匠・黒澤明監督が『赤ひげ』以来、15年ぶりに時代劇を手掛けた作品。 徳川家の砦・野田城を攻撃中に命を落としてしまった武田信玄に代わり、ただの泥棒が影武者として生きる姿が描かれます。 ただの泥棒が武田信玄として生きるため、死力を尽くす姿にハラハラドキドキとさせられるのが見どころ。 それらの緊張感を演出する、黒澤明監督の手腕にも注目です。放送情報影武者 BS103 BSプレミアム 2023/1/9(月) 13:00-16:01<過去の放送> 2022/3/9(水) 13:00-16:01作品概要1980/日本 上映時間180分スタッフ 監督 黒澤明 製作 黒澤明 田中友…
映画『キングコング対ゴジラ』では、桜井ふみ子(浜美枝)が、キングコングに握りしめられても、なぜか殺されないので、その理由について紹介します。
気がつけばもう12月 自主映画の撮影が全て終了したのが8月末 そこからずーっと編集作業が続いています 12月末に仮編集版が出来上がる予定です さて 編集作業の合間にLUMIX GH6の テスト撮影を行なったり 映画を鑑賞してたりします そんな中観た1本の映画が 1973年10月6日に公開された 映画「人間革命」です (日本映画専門チャンネル公式ツイッターより転載) 原作は池田大作先生の小説で 私は原作の小説は全て読んだのですが 実はまだ映画版を見たことがなかったのです 2020年に日本映画専門チャンネルにて 4K版「人間革命」が放送されたそうで 現在DVD版が絶版になっており なかなか観る機会…
暴れ豪右衛門<東宝DVD名作セレクション>三船敏郎Amazon 基本情報 暴れ豪右衛門 ★★★ 1966 スコープサイズ(モノクロ) 100分 @DVD 製作:田中友幸 脚本:井手雅人、稲垣浩 撮影:山田一夫 照明:大野晨一 美術:植田寛 音楽:石井歓 合成:三瓶一信 監督:稲垣浩 感想 ■舞台は16世紀戦国時代の加賀の国、そこでは前世紀末に浄土真宗中興の祖と呼ばれる蓮如の指導により一向宗(浄土真宗)の宗徒である百姓たちが一向一揆を成功させ、領主を追い出して百姓たちの共和国を打ち立てていた。庶民の力で武士の支配を取り除き、約百年にわたって加賀の地で民衆統治を行ったという、この加賀一向一揆の史実…
ノンフィクション作家の岩川隆による作品を原作に、『日本沈没』(1973)や『動乱』(1980)などの森谷司郎が監督を務めた作品。 昭和29年を舞台に、北海道と本州を結ぶ青函トンネルを作るため情熱を燃やした男、阿久津の姿が描かれていきます。 主人公・阿久津を演じる高倉健を中心に、トンネル掘りのベテラン岸田を森繁久彌が、連絡船の事故で両親を失った成瀬に三浦友和、阿久津に命を救われ彼と親密な中になる女性・牧村に吉永小百合がキャスティングされており、豪華競演が果たされています。 その俳優陣が見せる、工事シーンの緊迫感はもちろんのこと、ヒューマンドラマも厚い点に注目です。放送情報海峡 BS141 BS日…
全4項目 ●小説 ●対談集「威風堂々うかれ昭和史」で語り合った主な映画59本 ●自伝「やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記」より6本 ●自伝「小松左京自伝:実存を求めて」より2本 「エノケンのちゃっきり金太」より 全4項目 ●小説 小説「日本沈没」、 「果しなき流れの果に」、 「首都消失」、 「復活の日」、 「ゴルディアスの結び目」、 「霧が晴れた時」「くだんのはは」、 小説&映画共同監督「さよならジュピター」、 博覧会テーマ館サブ・プロデューサー「大阪万博(日本万国博覧会)」1970年 等 小説家、プロデューサー、漫画家、「日本SF作家クラブ」設立協力、映画監督 等で活躍した小松左京(小松實/…
"東宝は7月21日午後2時30分にSDCCで公式のゴジラパネルを開催します。パネルには「新製品とゴジラの70周年に向けて何が待ち受けているのかを垣間見る」が掲載されます。" https://t.co/JtiLa89RyP— pasin (@pasinpasin) July 11, 2022 Toho will have an official Godzilla panel at SDCC on July 21st at 2:30PM. The panel will feature "A glimpse into new products and what's in store for Godz…
新潟市民映画館「シネ・ウインド」にて本日行われた第4回新潟特撮上映会に行ってまいりました。 本日開催📽第4回新潟特撮上映会 富山省吾トークショー&サイン会ゴジラVSデストロイア 35mmフィルム上映会場:新潟・市民映画館シネ・ウインド受付開始11時開場11時45分 開演12時皆様のご来場お待ちしております❗️#新潟特撮上映会 pic.twitter.com/M9NxWORUxc— よし@7月17日第4回新潟特撮上映会開催 (@lapis0122) 2022年7月16日
『太平洋奇跡の作戦 キスカ』(東宝1965:丸山誠治)を、国立映画アーカイブ2F 長瀬記念ホールOZUにて見る。6月24日(金)から始まった「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」の1本。310円。太平洋奇跡の作戦 キスカ(104分・35mm・白黒) 1943年の日本海軍のキスカ島撤退作戦を題材にした守備隊5000名の救出劇。作戦立案の苦渋を経て冷静沈着に指揮する大村少将(三船)のもと、救出に向かう各艦とそれを待つ守備隊の双方のドラマが交錯する。特撮シーンのリアリティを出すため白黒撮影を選択。丸山誠治は本作で評価され、以降の戦記大作を担った。特攻隊員としての従軍経験を持つ脚本家の須崎勝弥は…
『ゴジラVSキングギドラ』(東宝映画1991:大森一樹)を、国立映画アーカイブ2F 長瀬記念ホールOZUにて見る。6月24日(金)から始まった「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」の1本。310円。ゴジラVSキングギドラ(103分・35mm・カラー) 「平成ゴジラ」シリーズとして前作『ゴジラVSビオランテ』(1989)に続いて大森一樹が手がけ、アメリカ映画から着想を得てタイムトラベルを組み込んだ作品。本多猪四郎、円谷英二時代の『怪獣大戦争』(1965)を想起させる序盤に始まり、戦記やSFの要素も盛り込み、怪獣映画の枠を越えて奇想天外に展開。伊福部昭が『メカゴジラの逆襲』(1975)以来シ…
『日本沈没[4Kデジタルリマスター版]』(東宝映画=東宝映像1973:森谷司郎)を、国立映画アーカイブ2F 長瀬記念ホールOZUにて見る。6月24日(金)から始まった「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」の1本。310円。日本沈没[4Kデジタルリマスター版](143分・DCP・カラー) 小松左京のベストセラー小説を当時の東宝特撮技術を結集して映画化。地殻変動によって日本列島が沈みゆくなか、危機に対処しようとする人々の姿を描く。配給収入20億円超の大ヒットを記録し、その後もたびたび再映像化がなされるなど後世まで多大な影響を残した。 以上、国立映画アーカイブの解説より 最初に見たのは、公開後…
『フランケンシュタイン対地底怪獣』(ベネディクト・プロ=東宝1965:本多猪四郎)を、国立映画アーカイブ2F 長瀬記念ホールOZUにて見る。6月24日(金)から始まった「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」の1本。310円。フランケンシュタイン対地底怪獣(93分・35mm・カラー) 戦中、不死身の兵士を作るために広島に運ばれたフランケンシュタインの心臓が、敗戦から15年後、怪童に成長して現れる。東宝が海外に活路を求め、ベネディクト・プロと提携した初の日米合作怪獣映画。『キングコング対ゴジラ』(1962:本多猪四郎)のキングコングに続き、海外の怪物フランケンシュタインが初登場するが、古畑弘…
『地球防衛軍』(東宝1957:本多猪四郎)を、国立映画アーカイブ2F 長瀬記念ホールOZUにて見る。6月24日(金)から始まった「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」の1本。310円。地球防衛軍(88分・35mm・カラー) 母星を核戦争で失い地球に襲来したミステリアンとそれに立ち向かう地球防衛軍の、超科学兵器を用いた攻防戦を描く。特殊プラスチックで製作した巨大ロボットが東宝の特撮映画に初めて登場するほか、空飛ぶ円盤や精巧に作られた宇宙ステーションなど宇宙開発競争時代のSF的想像力が炸裂する。火事、洪水シーンは、円谷英二が10倍まで高速撮影ができる自前のキャメラを用いて迫力ある画面に仕上げ…