台北に1泊し急ぎ足で観光した後、夕方の列車で基隆(きりゅう)( Ji Long )(キールン)(かつての名称は「鶏籠」(発音同じ))に向かった(所要50分)。 バスだと台北から始発があり座れたのだが、列車が好きなので座れなくても苦にならなかった。 通勤客が多い車中で、ある女性に突然話しかけられた。 その女性の名前は東龍宮の宮司、石( shi )卉栒( dan hui )さんだった。基隆に分壇(分堂)があるとのこと。 東龍宮は、日本の明治時代の海軍軍人・貴族院議員田中綱常(つなつね)氏(1842~1903)を神様として祀(まつ)っているそうだ(情けない話だが、氏のことをこの時初めて知った)。 田…