本書は、素朴な木製模型から始まった日本の模型屋が「世界のタミヤ」になるまでの軌跡が描かれている。会社の成長譚であり、それと同時に大人の青春譚でもあった。 プロフェッショナルとして、そして模型愛好家としての誇りが特に感じられる箇所を3つ紹介したい。 わが社のスタッフは、模型好きの連中で構成されています。模造品の設計をして、おもしろいはずがありません。それにプラモデル・ブームに乗って他業種から参入してくる”にわか模型メーカー”への対抗心もありました。(商売になるから始めたところと、模型が好きでやっているところの違いをみせてやる) ですが模型屋としては、完璧に、そしてリアルに再現したいと考えるもので…