切れ長の眼:田村泰次郎 1958年(昭33)和同出版社刊。 1958年(昭33)2月、雑誌「小説倶楽部」に『昼間の女』を掲載。 1958年(昭33)6月、雑誌「小節倶楽部」に『夏の花』を掲載。 1958年に雑誌「小節倶楽部」や「小説新潮」に掲載された連作風小品をまとめたもの。全9篇に加えて「新蝶々夫人」を併収。 昼間の女:田村泰次郎、下高原健二・画 都会の片隅にある旅館を舞台に、そこの常連客に女性を周旋する女将のしたたかさと、つかの間の欲情に身を任せるに至った女性たちのさまざまな生き様を描く。各話とも寸景止めのように結末まで追わずに途切れている。 人間の欲望には際限がない。飽食も下品だが色欲も…