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田辺聖子

(読書)
たなべせいこ

1928年(昭和3年)大阪生まれの小説家、エッセイスト。兵庫県伊丹市在住。
大阪の下町・福島の写真館の長女。樟蔭女子専門学校国文科卒業。女学校在学中に終戦を迎え、十九の春の1947年(昭和22年)大阪の金物問屋の事務員になる。終戦の年の6月に空襲で家が焼け、12月に父が死去、母と弟・妹の母子四人の苦しい生活であった。仕事の傍ら映画を見る生活の中で小説やエッセイを書き始める。その後、弟・妹の卒業と就職、結婚で仕事を辞め、家事担当のかたわら執筆をする暮らしに。同人雑誌『文芸首都』(東京の保高徳蔵氏主宰。当時の同人に佐藤愛子、北杜夫、なだいなだがいた)『大阪文学』(大阪文学学校の仲間で作った雑誌)に入っていた。
1958年、長篇『花狩』が『婦人生活』の懸賞小説として当選。このころからラジオドラマを書く。
1964年”大阪弁の恋愛小説”『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)』(同人雑誌『航路』連載)で第50回芥川賞。1962年「花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女」で女流文学賞受賞、1990年第10回日本文芸大賞、1993年『ひねくれ一茶』で第28回吉川英治文学賞、1994年、第42回菊池寛賞、1998年『道頓堀の雨に別れて以来なり』で読売文学賞泉鏡花文学賞井原西鶴賞を受賞など、著書多数、受賞多数。
1995年紫綬褒章受章。2000年文化功労者
鋭い人間観察と高い知性をユーモアに包み、小説、評伝、随想など幅広い分野で活躍。古典文学への造けいも深く、「源氏物語」の口語訳をはじめ古典紹介などでも大きな成果を収めている。また、無類の宝塚ファン、スヌーピー好きとしても知られる。
Mainichi Interactiveならびに著作『かるく一杯』『私の大阪八景』等より、一部表記を改めた。)

主な作品

  • 花狩
  • 感傷旅行
  • 千すじの黒髪
  • 姥ざかり
  • 私的生活
  • ひねくれ一茶
  • 道頓堀の雨に別れて以来なり
  • ゆめはるか吉屋信子
  • 姥(うば)ざかり花の旅笠〜小田宅子の『東路日記』〜

など。

古典の現代語訳・案内

  • 新源氏物語
  • むかし・あけぼの―小説枕草子―
  • 文車日記

など。

エッセイ

  • 女の長風呂
  • ああカモカのおっちゃん
  • かるく一杯

など。

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