慶長10年(1605年)〜慶安4年7月26日(1651年9月10日) 日本の江戸時代の日本の軍学者。由比正雪とも。駿河国出身。 江戸に出て軍学者の楠木正辰(楠木不伝)の弟子となる。その後、楠木流軍学の塾の張孔堂を開き多数の門人を集めた。しかし、慶安4年(1651年)に、幕府政策への批判と浪人の救済を掲げ、幕府転覆を計画した慶安の変を起こしたが失敗し、駿府にて自害した。
破魔弓伝奇:土師清二 1939年(昭14)12月~1940年(昭15)5月、読売新聞夕刊に連載。 1956年(昭31)東方社刊。 1958年(昭33)雑誌「小説倶楽部」に縮約版を掲載。 江戸中期に勤皇思想を鼓吹した儒学者山県大弐の疑獄事件を絡めて、由井正雪の子孫を自認する河内破魔次郎は千破剣(ちはや)党を結集させる。彼らは由井正雪が久能山に隠した埋蔵金を手に入れ、倒幕を試みようとする。その在り処を示す図面の小函をめぐって幕府側の黒幕黒風党の一味と激しい争奪戦を繰り広げる。 破魔弓伝奇:土師清二、木俣清史・画 伝奇物を構成する要素は、埋蔵金、地図の争奪、徒党の対立、激闘、いずれも癖のある男女、多…
慶安水滸伝(上巻):村上元三 1953年(昭28)1月~10月、時事新報、大阪新聞で連載。 1954年(昭29)大日本雄弁会講談社刊、上下2巻。 江戸初期の由井正雪の乱を記した史書「慶安太平記」は後世に講談や歌舞伎、絵草紙などに形を変えて取り上げられていたが、村上元三は「慶安水滸伝」とタイトルを変えて、史実の人物に交えて架空の人物を作り出し、多種多様な人間模様を描いた。特に主人公の元小倉藩士、櫟大介は人を殺めたために脱藩し、放浪の身となった二刀流の使い手であるが、取り立てて何をしたいかという目標も意欲もなく、周囲に流されて行動するのが気になった。由井正雪と丸橋忠弥その股肱の武士たち、幕府の大老…
天下に挑む―反逆者小説集 (時代小説ベスト・セレクション 第8巻) 作者:海音寺 潮五郎 講談社 Amazon 「天下に挑む-反逆者小説集」 講談社 内容 レジェンドが描く反逆者 まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 現在仕事で調べ続けている天草四郎関係。 今回は短編集で、その中の一作のみですが、天草四郎も登場し、 名だたる作家が描いた反逆者たちが一堂に会した物々しい短編集をご紹介いたします☆ 「天下に挑む-反逆者小説集」 講談社 内容 天草四郎、平将門、松永久秀などなど、歴史に名を刻んだ希代の反逆者たちを描いた作品が10作集まっている。 作家人も、直木三十五、長谷川伸などな…