佛山寺が鎮座する布院町川上。由布の街並みの北東の外れに位置し、いかにも川の上流なんだろうなぁと感じさせる地名。北に由布岳が聳え、ここから西に向かって徐々に平坦地になっていく。 由布の町で迎えた二日目、今日も天気には恵まれそうです。靄に包まれた幻想的な金鱗湖と自然の恵みをもたらしてくれる背後に聳える由布岳。なにかの存在を感じない訳にはいかないだろう。 龍峩山佛山寺。 金鱗湖からの道すがらで見かけた茅葺屋根の鐘楼門。この趣のある門を構える佛山寺は是非とも見ておきたい。 佛山寺は地元の人々にとって重要な存在のひとつ。今から約1,000年前の康保年間(964~968)、性空上人(910~1007)が九…