僕は職業柄かどうか分からないが、「説教」が好きだ。するのも誰かの「説教」を聞くのも。 一昨日「エースをねらえ!」を読んだ(1部の最後の方から2部の最後まで)。このマンガにはあらゆるところに「説教」じみたセリフが散りばめられている。早速写経してみよう。 まずは宗方仁が岡ひろみに言った言葉。 「むかしお前くらいのころ、忘れたいことがあって、ついでに体に寿命のあることすら忘れはてたことがある。『この一球は絶対無二の一球なり されば身心をあげて一打すべし』だが、その言葉が心底骨身にしみたのは、テニス生命をたたれてからだった」 「この世のすべてに終わりがあって、人生にも試合にも終わりがあって、いつと知る…