電気車の主回路制御方式。直流複巻機を用い、電機子回路は抵抗制御、界磁回路はサイリスタチョッパ制御とする。界磁回路には大電流が流れないため、サイリスタチョッパの価格を抑えることができる。
民鉄では装置が安価なことや界磁電流を増すことにより回生ブレーキが簡単に利用できることから、VVVFが普及するまでは主流だった。国鉄は直流直巻機にこだわったため、結局使用しなかった。
関連記事 darekasannotetudou.hatenablog.com 2020年中に運用を離脱し、空調装置などが撤去された小田急電鉄8000形8255編成((6両固定編成・界磁チョッパ制御更新車)の新宿・相模大野・新百合ヶ丘寄り2両のクハ8255・デハ8205が10月27日に車体を分割のうえ大野総合車両所から北館林荷扱所まで搬出されました。 どちらも自前の写真です。8000形で事故廃車となった8264編成を除き、経年劣化で初めての廃車除籍となった8255編成です。 すべて自前の写真です。8255編成と同じく界磁チョッパ更新車の8251編成です。8255編成が廃車になったともなるとこの編…
こんにちは! 今回は車両紹介です。 東上線には様々な形式の車両が活躍していますが、その中でも10030系という車両をご存じでしょうか? ↑ 10030系 1980年代の後半以降に製造され、現在は車齢がおよそ30年程度と、東武の中でも中堅の形式となってきた形式です。この形式には更新車と未更新車の2つの形態が存在します。上の写真の形態は未更新車です。前面のライトがハロゲン灯であったり、行先表示器が幕式であったり、スカートが設置されていなかったりと、登場時の姿を現在まで踏襲している形態です。 ↑ 更新車 一方で、更新車は雰囲気が大きく変わっています。ライトもHID灯に更新されている他、行先表示器もフ…
3000形は、元京王電鉄井の頭線用の3000系で、1999年から2000年にかけて2両編成4本(8両)が導入されました。 8両すべてが中間車からの改造車で2両編成中1両は電動車の1M方式。 制御方式は界磁チョッパ制御ですが、変電所容量の都合から回生制御機能は使用されていません。 ワンマン運転対応で、運転台機器は京王6000系廃車派生品が使用されたため、T字型マスコンハンドルとなりました。 外観は、白をベースに紫・ピンク・山吹・緑・赤の斜めストライブとロゴの入ったアルピコカラーで塗装されています。 鉄道コレクションでは、第21弾でモハ3007+クハ3008の編成が製品化されました。 クハ3008…
みなさん、こんばんわ! Koedoです。 今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。 だんだんと暖かい日が増えてきました。わたしの住んでいるエリアは今日は快晴で、まさにお散歩びより。ブログのネタ探しを含めて散歩に出かけました。 歩きながらフッと頭に浮かんだのが東上線の快速列車でした。東上快速は来月18日のダイヤ改正で種別ごと廃止されてしまいます。 それでは今日のメインディッシュはこれにしましょう。幕車が来るといいなぁ。 念ずると良いことがあるんですねぇ~、本当に幕車が来ました! 東上線では数が少なくなってきた幕車です。10000系列と9000系の未更新車にしか存在しませんので今や貴重…
こんにちは! 今回は京成電鉄に関する記事を書いていきたいと思います。京成電鉄には様々な形式が所属していますが、その中でも今回は1990年前半誕生組の3400形と3700形を扱っていきたいと思います。まずは下の写真をご覧ください。 この写真には左から3700形と3400形が載っています。写真を見ても分かる通り、この二形式の前面は非常に似ていますよね。実際にほぼ同じ設計で作られた車両となっており、誕生時期も3700形が1991年、3400形が1993年と、ほぼ同時期の設計です。では、なぜ姿も製造年も似ている両形式が同じ形式とはならず、二形式も誕生したのでしょうか?今回はこのことについて扱ってみたい…
先日は公式の意味深な投稿があったため、急遽京王れーるランドへ凸しました。 京王れーるランドは動物園線の終点・多摩動物公園駅に隣接している展示施設で、2000年の開設当初はこぢんまりとしたものだったのが、2013年のリニューアルで実物の車両が搬入されて以来、規模も充実したものとなっています。 館内に入ってすぐのところには、UDトラックス*1製の小型ワンステップバス、スペースランナーRNが展示されています。 この車両は京王とUDが共同開発したもので、車椅子で乗降ができる小型ワンステップバスとして、黎明期の低床バスの一つとして貴重な車両です。現在も京王や関東バスで使用されていた車両が、地方のバス事業…
昨日、書泉ブックタワーで。 衝動買い! そうめんです。 8500系となれば! 34編成は、赤帯車ですね。 37編成は、青帯車です。 あとは、ステンレス一色の、今となっては、ちょっと無骨なイメージかな? 1975年から、47年走ったそうです。 お疲れ様でした! 最後に残ったのは、青帯車の8537編成だったそうですよ。 8500系は、東急田園都市線用の車両です。 ステンレスボディは、当時の東急のシンボルでしたね。 モーターは、直流複巻電動機。 電流を細かく切り刻む、界磁チョッパで制御し、回生ブレーキがかかる、省エネ車でした。 性能的には、今の車両には敵いませんが、「減速時にモーターを発電機として使…
みなさん、こんばんわ! Koedoです。 今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。 今日の昼間はなかなか良いお天気で、日中は気持ちの良い時間を過ごすことができました。朝晩はかなり寒かったですが昼間は快適ですね。 そんな訳でかなり良いお天気なので家の中に籠っているのはもったいない、と言う事で散歩に出かける事にしました。 散歩の途中で線路際を通るので、少し電車の撮影をする事にしましょう。 撮影地はわたしが良く訪れる場所です。現場に到着したらすぐに列車が通過していきました。車両は東武50000系でした。 この場所は駅間のど真ん中にあたる場所なので、電車もかなりスピードを上げています。時速…
こんにちは! 今回も東武の話題を書いていきたいと思います。 昨日、10000型の11004Fの廃車回送が行われました。この車両は、東上線で活躍した10両編成の未更新車でした。ところが、2019年1月に反対側のドアが10両一斉に開く事故が発生しました。 www.asahi.com この事故の後、同年2月に試運転を行った以外は、約4年間運用を離脱していました。結局、復帰することは無く廃車となってしまいました。 今回は事故が絡んでいたので、特殊な事情での廃車ではありましたが、10000型の廃車は初めてでした。しかし、今年の5月には10050型の11460Fが廃車となっており、10000系列全体でみる…
みなさん、こんばんわ! Koedoです。 今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。 先日は西武池袋線中村橋駅にて新しいスマホを使って撮影をしてきました。 新しいスマホはGoogleのPixel6aですが、かなり気に入ってしまい今はメインカメラとなっています。 Pixel6aで撮影した電車 ↓ coedowalk.hatenablog.com 前回は中村橋駅で撮影した電車をご紹介しましたが、今回は中村橋駅自体をご紹介したいと思います。中村橋駅は東京都練馬区にある西武池袋線の駅です。 中村橋駅南口です。 南口の目の前は広めの駅前広場となっています。中村橋駅は1924年に開業した歴史のあ…
11/6、私は小田急のVSEを撮りに行った。今回は、そのときのことを記事にしようと思う。 というわけで、朝5時ごろ家を出発。この日のVSEツアーは7:30海老名駅集合。これ以上の行程は不明だったため、7:30前に新松田駅に着くように先回り。 小田急の駅そばこと、箱根そばを朝飯に。駅そばにしては結構そばの香りがあってよいですねえ。かき揚げは油の味しかしなかったですが、それはそれで駅そばといった味わいである。 新松田から小田原方向に歩き、有名な酒匂川の撮影地を目指す。この日は良く晴れており、富士山も綺麗に見える。 酒匂川に到着。川底を踏むと苔で滑りそうになるので、いいアングルを目指す移動を迂闊に行…
東急電鉄のレジェンド8500系車両。 1975年にデビューし、東急電鉄では唯一のローレル賞を受賞したこの車両は、2023年1月の引退が決まり、現在は1編成のみが田園都市線で走っています。 近代的な車両が登場する中、界磁チョッパ制御、直流モーターで爆音を上げながら丘陵地帯を快走する様子に、勇気をもらったことも多いことでしょう。 東急電鉄も「ありがとうハチゴー」プロジェクトと称し、団体貸切列車の運転や、記念切符を発売などを行っていますが、8500系のトレードマークであった正面の赤帯を纏った編成はすでに全て引退し、残る1編成は青い帯を巻いています。 そのため、まもなく東京都、神奈川県では8500系そ…
みなさん、こんばんわ! Koedoです。 今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。 今日は一日雨かな~、と、思っていたのですが、良い方にはずれました(午前中は)。なので、少しお出かけをしようと思います。 それでも天気予報では午後から雨なので近場まで。今日は東武東上線の森林公園駅へ行ってきました。森林公園駅は東武東上線の車庫がある基幹駅です。 1年位前にも行ってますね ↓ coedowalk.hatenablog.com 森林公園駅南口。 森林公園駅は池袋駅から急行で1時間の距離にありますが、池袋方向からこの駅までは休日の昼間でも列車本数はかなり多いです。郊外の駅とは言え1時間当たり…
いつも当ブログをご訪問くださり、誠にありがとうございます。 ようやく暑さもましになり、秋の気配を感じられるようになりました。 とはいえ、街中にいるとヒガンバナやアキアカネといった秋を象徴するようなものに出会うことも少なく、私たちの生活の中から四季は薄れつつあるのかもしれません。 季節は移ろい、時は巡る。 本日は、時の移ろいを感じるような、昭和スタイルを今に伝えるこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。小田急電鉄 8000形 です。小田急電鉄の通勤型車両となります。小田急と言えばロマンスカーですが、こと昭和の小田急通勤車両といえば、やっぱりこの白い塗装ボディーとブルーの帯ですよね…
近鉄8810系は、制御方式を界磁チョッパ制御を採用して1981年に奈良線に登場し、1984年までに4両編成×8本が製造されました。 模型でのNゲージ完成品としては、マイクロエースから発売されています。私が所有しているのは「品番A-8062、近鉄8810系京都奈良線現行4両セット」です。 両先頭車は多系列との併結を可能とするため、ダミーカプラーからTOMIXの電連付きTNカプラーに交換しています。 動力は最初は快調で良かったのですが、徐々に動きが悪くなり、最後は通電しても全く動かなくなる事態に陥りました。調整を試みるもうまくゆかず、動力をグリーンマックスのコアレスモーターに換えています。 グリー…
勤務先の利用者さんに聞いた趣味や好きなことについて、調べてみようと思います。 その1 鉄道好きの方…特に地下鉄の車両やバスの時刻表に興味があるそうです。 そこで聞いた言葉調べ。 VVVFインバータとは? 電車は、電気でモーターを回して動いています。電気は直接モーター(電動機)に流すのではなく、制御装置で速度を上げたり下げたりして流します。 鉄道の主流となった、三相交流電動機の制御装置がVVVFインバーター装置です。 VVVFとはVariable Voltage(可変電圧)とVariable Frequency(可変周波数)の頭文字です。直流電流を三相交流(とは?)に変換し、電圧や周波数も変化さ…