東京大学名誉教授の畑村洋太郎先生の著作である。 引用:辛さを乗り越えるために本当に必要なのは、そのものと正対して生きていくエネルギーをつくり出すための考え方ではないでしょうか。P.188 (引用終わり) 失敗は誰でもするものだ。 しかし、失敗者を糾弾する社会が確実にそこにあり、そしてその糾弾が、ますます過激になってきている。「糾弾すること、そのもの」が目的であるかのように。そういう社会で、誰でもする失敗に、どう対処していくのか。そういうことを述べられている。 全体的に著者の暖かみのようなものを感じられて、勇気づけられる。 とても読みやすい反面、読み終るのも早かった。 (function(b,c…