「調子どうよ?」 同じフロアに用があったので、異動してめちゃめちゃしんどそうだと評判の元部下を訪ね、声をかけた。どうやら立ち話じゃ済まないくらい色々と溜まっていそうだ。 「あがれるなら、夕飯でも食べながらゆっくり聞こうか?」 確か東エリアに住んでいたはずと、先日常磐湯さんでお湯をいただいた時に気になっていたお店を提案。そこは行ったことがないと言うので半蔵門線に乗り、足を運んだ。 「こっちまで来てもらって申し訳ありません」 いやいや、そちらまで行けば、先日お湯をいただいた常盤湯さんに未訪問の竹の湯さん、猿江亀の湯さんにと自分が行きたい銭湯さんがいっぱいあるから良いのです。 むしろきっかけを作って…