「「是一顆珠(ぜいっかめいしゅ)」は、いまだ名にあらざれども道得(どうて)なり、これを名に認(にん)じきたることあり。一顆珠は、直須万年(じきしゅばんねん)なり。亙古未了(かんこみりょう)なるに、亙今到来(かんことうらい)なり。身今(しんこん)あり、心今(しんこん)ありといへども明珠なり。彼此(ひし)の草木(そうもく)にあらず、乾坤(けんこん)の山河(せんが)にあらず、明珠なり。」 「是一顆珠」はまだ知られていないけれども真実・真理をを言いえた言葉である。この先知られることになるだろう。一つの輝く美しい珠は時間を超越し永遠のずっと続いているものである。永遠であるから過去が終わらぬうちに現在とな…