医師の書いた「病」と「老い」に関する本です。 出てくる患者さんはほとんど老化しており、そのためか病気の種類の多さ、難病の多さ、話題の広がりに驚きます。 パーキンソン病、筋委縮性側索硬化症、多発性筋炎、慢性肝炎、急性硬膜下血腫、筋ジストロフィー、スキルスがん、臓器提供、臓器移植、ギラン・バレー症候群…等について語られています。 私が特に関心を持って詠めたのが「筋ジストロフィー病棟の三十年」です。まだ確実な治療法がない患者と向き合うのは医師にとっても厳しそうです。 元気な老人が出てくることも多いのでほのぼの読めました。 ---------- ---------- 病と老いの物語 著者 福永秀敏 装…