アニメやゲームのキャラクターのシールやイラストを貼り付けたりした車の総称。「イタ」リア車と「痛」々しいオタクの自己主張の掛詞になっている(この「痛い」は自らそう名乗ることで自虐的且つ誇らしげな意味合いを含む)。
'90年代後半に、「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する「NERV」のマークを模したステッカーを車体に貼ったのが起源とされ、近年はカッティングステッカーのみならずフルカラー印刷によるステッカーが用いられ、ドレスアップカーの一ジャンルとしても認知されつつある。
ヲタ広告のラッピングバスや電車は通常これに含まれず、あくまでオーナーによる無駄なヲタ主張が痛さの秘訣といえるが、2008年の『マクロスF』*1、「初音ミクレーシングカー」*2のように、メーカー自ら痛車を作り、プロモーションに活用する方法も見られるようになってきた。また、2007年から2008年にかけて自動車雑誌で特集が組まれたり、自動車雑誌出版社から痛車専門のムック本が刊行されたりした。
このほか、自動車プラモデルメーカーのアオシマからは『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』などの「痛車プラモ」*3が発売されたほか、シーシーピーからは『マクロスF』の痛車ラジコン「きゃらコン」*4が発売される等、現実の自動車周辺文化とも融合しつつある。
フェラーリに萌えキャラ? お台場に450台登場、せんとくん(2008年11月9日16時19分配信 毎日新聞)
第1回「痛Gふぇすた」開催( Car@nifty)
富士スピードウェイに痛車がっ! 世界一痛いカーイベント!(ASCII.jp)
痛車 in 台北! 世界は痛車に毒されはじめた……(ASCII.jp)