人の加齢に伴う発達的変化を研究する心理学の一分野。かつては、子どもが大人になるまでの過程が発達であると考えられていたが、現在では老年期までも含め、人は生涯を通して変化・成長を続けるものと捉えられるようになったため、発達心理学の研究対象も、加齢による人の一生涯の変化過程となった。一生涯を研究対象とする視点を強調するために、生涯発達心理学と呼称される場合もある。 (wikipedia:発達心理学より)
発達心理学 - Wikipedia
① 成人期の課題:自立と責任の受容 🐺 成人期(若い大人) 保護される立場 → 自立した大人へ 仕事・納税・結婚・家庭形成など、社会的責任を受け持つ時期 📌 この時期の主なテーマ 職業選択 家庭形成 親・会社・地域社会との関わり 子どもがいれば「扶養責任」も発生 🧭 成人後期(30代〜40代) 身体・精神の変化に向き合う 生活スタイルと役割の再構築 若手育成・家庭内役割・健康管理の重要性が増す ② 中年期の転換:「中年の危機」 🦊 レビンソンのライフサイクル理論中年期は「移行期」が特に重要。 💥 中年の危機を引き起こす要因 キャリア上の変化(昇進、停滞、リストラ) 子どもの問題・親の介護など家…
ーーーー講義録始めーーーー 本講義の振り返り 本日は、「レジリエンスの科学」シリーズ第4回の最終講義として、「レジリエンスの発達」というテーマを総括します。 1. パーソナリティの発達的変化 レジリエンスを含むパーソナリティは、発達に伴い適応的な方向へ成熟していく傾向があります。McCrae & Costa(1999)の「成熟の原則(Principle of Maturity)」によれば、加齢とともに以下の変化が見られるとされています。 神経症傾向(Neuroticism):低下 外向性(Extraversion)、開放性(Openness)、協調性(Agreeableness)、勤勉性(Co…
※この記事は【心理学で学ぶ発達の基礎】エリクソン・レビンソン・キャッテルの理論をやさしく整理を、さらに一般向けにやさしくまとめ直したものです。 導入 人間は年齢とともに変化しますが、心理学でいう「発達」は単なる加齢ではありません。成熟(からだの変化)と学習(経験の積み重ね)、そして文化や社会の影響が絡みあって進む、方向性と順序性のある質的変化です。この記事では、それを図解でやさしく整理します。 1. 発達の定義(成長との違い) 成長=背が伸びる・体重が増えるなどの量的変化 発達=考え方や関係の持ち方が変わる質的変化(方向性・順序性をもつ) 2. 発達を動かす2つの力:成熟と学習 成熟(Matu…
●男根期(3歳〜6歳) この時期、男児も女児も性的願望は生殖器に焦点化され、異性への関心が高まります。とくに異性の親に対する性的好奇心が強まります。 男の子は母親を独占しようとしますが、同時に父親の存在に気づきます。母親をめぐる競争相手として父親をライバル視するようになるのです。これが**エディプス葛藤(oedipal conflict)**と呼ばれます。 このとき男児は父親への敵意を抱く一方で、その反動として「父親に逆らえば罰せられるかもしれない」という恐怖も感じます。これが**虚勢不安(castration anxiety)**であり、「父に背いたら男根(ペニス)を切り落とされるのではない…
こんにちは、むさしです。 このブログをご訪問頂きありがとうございます。 6月の奈良天川村「みたらい渓谷」 発達心理学に興味があるので本を読んで少しかじっています。 この本を最初に読んだのは母の認知症が進んできた12~13年ほど前のことで「高齢」と言うものを実感したからです。 生涯発達心理学とは「人が生まれて以降、看取られていく一生の心の変化と成長を探求する心理学の一分野」のことです。 少し硬い話になりますが、 1)精神分析学者のエリクソンは ・ 「ライフサイクル論」と言う彼の理論で、 「人の生涯は8段階に分類される」 と言っています。 39mag.benesse.ne.jp ・ 近年は長寿にな…
こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。 最近、我が家の娘(小2)がどハマりしているのが—— 『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』。 初回は「和葉って関西弁かわいいね〜」とか言いながら観ていたのに、 2回目、3回目、いやもう7回目くらいでしょうか。 今や登場人物のセリフをなぞりながら一緒に観ています。 大人としては「せっかくなら他の作品も観ようよ…」なんて思ったりするんですが、 彼女は断固として「今日は“から紅”の気分!」の一点張り。 子どもが“同じ映画”を繰り返し観たがるワケ そこで調べてみたところ、これは発達心理学や教育心理学の観点からも“よくある現象”…
人は年齢とともに成長し、さまざまな課題に直面します。今回は心理学的な視点から「成人期」と「老年期」の発達課題を整理しながら、それぞれの時期に求められる適応と心の在り方について考えてみたいと思います。 --- ① 成人期の課題:自立と責任の受容 成人期の最初の課題は、保護される立場から脱し、自立した大人として社会の一員になることです。 学生時代を終え、就職して納税義務を果たし、結婚を通じて親から独立し、さらに子どもが生まれれば扶養責任も発生します。 この時期には、以下のようなライフイベントが発生します。 職業選択 家庭形成 社会的責任(親・会社・地域社会など)への対応 一方、成人後期(中年期)に…
人間は成長する生き物です。けれども、心理学でいう「発達」は、単に年齢を重ねることではありません。 この記事では、「発達」という現象を心理学の視点から整理し、代表的な理論をわかりやすく紹介します。 --- 1. 発達とは何か? 発達とは、年齢の変化に伴って、一定の方向性や順序性をもって進む変化のことをいいます。 単なる成長や加齢とは異なり、心理学では次の2つの側面から発達を捉えます。 ● 成熟(Maturation) 生物学的な変化。 例:身体の成長、思春期、老化など。 ● 学習(Learning) 経験や教育によって身につく行動や思考の変化。 例:言語の習得、感情のコントロールなど。 → 成熟…
緊張性迷路反射(TLR)という原始反射をご存知でしょうか? 緊張性迷路反射(TLR)は、姿勢(固有受容感覚)やバランス(前庭神経)を発達させるための原始反射であり、生後すぐから見られます。 つまり簡単に言うと、生まれつき備わっている、空間における自分の体の位置や平衡感覚、頭の動きを感じて、バランスをとるための反射です。 赤ちゃんは、頭を前に曲げたとき、手や足を含めた身体全体が、内側に丸まります。どこかで見た姿勢ですよね?そう、お母さんのお腹の中に居る胎児の姿勢です。 反対に、頭を後ろに倒したときには、手と足がぴーんと伸びて、身体が反り返るようになります。よくスーパーマン姿勢などと呼ばれています…
学科科目 必修 テキスト科目 発達心理学2 発達心理学2は、現代社会の特徴と子どもの発達への影響や遊びが子どもの発達に与える役割など、発達心理学1同様、児童学科で学ぶ上での大切な視座を持てるようになる科目です。 その発達心理学2には「どのテーマも、最低5冊くらいの参考書は必要」という高い壁がありました。そのため、この科目のリポートに取り組んでいたときは、とにかく本を読んでいたという記憶しかありません。必死に読んで読んで読みまくる!という日々でした。 300ページ近い本をはじめから終わりまで読んでいましたが、学友の中には「関係のありそうなところだけ読む」人もいてそれぞれのやり方があるなあと思った…