前回(と言っても約2年前ですが…)、『発達性協調運動障害』に関して簡単にお話ししました。(別名:発達性協調運動症[DCD]) 今回はより詳しく、普段僕のような作業療法士がどのように支援を行うのかに関してお話ししたいと思います。 復習になりますが、『発達性協調運動障害』とは粗大運動(全身を使った運動)や巧緻運動(手先や指先を使ったの運動)の発達に特性があります。 そんな特性に対して、作業療法士がまず行うことは、本人の力を評価することです。 もう少し具体的に言うと、①どんな運動はできるのか?、②どんな運動はできないのか? そして、③どんな運動はもう少しでできそうか?です。 ①②はそのままの意味で、…