さて、「自閉症スペクトラム障害の人は相手の気持ちがわからない」などといった偏見は、この子どもたちの事例に見えるようなディスコミュニケーションから生まれ出るものでもあると思います。「相手の気持ちがわからない」ではなくて「相手の『気持ち』について実際と異なった結論を導き出してしまうことがある(典型発達児に比べて多い)」がより正確かと思います。 ASDの方に対して「相手の気持ちをわかろうとしない」というのは極めて失礼な偏見です。「わかろうとしない」のは本質を知らない人の側です。(川﨑聡大『発達障害の子どもに伝わることば』SB新書、2024) こんばんは。先日、とある大人の集まりに参加したときに、あっ…