守姉(もりあね)の子守歌。 守姉というのは10歳くらいの少女に乳幼児の子守りを頼むもの。沖縄や伊豆七島に見られた子守りの形態で、賃労働としての子守りではなく、擬制的な家族の形態をとった子守り。沖縄では守姉と守子の関係は実のきょうだいに等しい関係とされ、宮古・八重山地方では実のきょうだい以上に親密な情愛で結ばれるとされる。守姉は生涯にわたって守子を霊的に守護し、守子は生涯にわたって守姉にリスペクトを捧げる。 【凡例】喜舎場永珣(1885-1972 )が『八重山古謡』上下巻に記した八重山の古謡(270編余)を、ほぼ出典に沿って訳している。1行目は原歌で、出典のカタカナ表記をひらがな表記にし、ふりが…