もう自分は一生ここから抜け出せないのではないか。そう思う瞬間は幾度もある。地元、職場、家族。『白い車に乗った女』はそんな状況から抜け出した女たちの映画だ。 田舎のある病院に、血だらけの女性2人が駆け込んでくる。1人は刺された上に両手を骨折していて意識不明、1人は大怪我ではないが裸足で震えており、話も不鮮明だ。警察は2人が姉妹だと聞いていたが、実は赤の他人だと判明する。 意識不明の女性、その妹だと主張するドギョン、真相を突き止めようとするヒョンジュ。かれらは何者なのか? 加害者は誰なのか? 3人はそれぞれ、自身が暴力や虐待の被害に遭ったか、家族が暴力を受けていたことが徐々に明らかになってくる。虐…