目の疾患の一つ。ピントを合わせるレンズの役割を持つ水晶体が濁ることで、視界がかすんだり光のまぶしさが増すなどの症状が出る。
原因としては加齢が最も多く、80歳以上ではほとんどの人に生じるといわれる。他には外傷・他の疾患からの合併・有害光線・薬品による副作用・先天性などが原因として挙げられる。早期であれば治療は容易であるが、水晶体の濁りが進みすぎると眼底検査が困難になり、網膜剥離や緑内障などの合併症の有無の確認に支障が出たり、手術自体の難易度も上がるなど、可能な限り早期に診察を受けることが望ましい。
一度症状が進むと有効な治療法は現時点では手術のみ。手術は局所麻酔で行ない、濁った水晶体を吸い出して人工レンズを挿入する手法が一般的である。症状にもよるが、手術に要する時間は15〜30分程度。なお、現在の人工レンズはピントが固定であるため、各々の生活スタイルに合わせてあらかじめ度数を決定する必要がある。
合併症がなければ手術直後から視力の回復が期待できるが、術後1時間ほど安静を要する。日帰り手術を行なっている病院もあるが、定期的に経過の診察を行なう。術後は炎症が起こるため、傷口がふさがるまでの2〜3ヶ月間は点眼治療を行なう。
洗髪などは3日〜1週間後には可能になるが、詳しくは担当医の指示に従う必要がある。
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