またまた読書感想文で申し訳ありません。 夏休みの宿題のごとく、年中書いてます、感想文。 今回は、漢字についての本。 この「漢字百話」は、漢字の大家・白川静博士の著書である。(中央公論社)。 白川先生によれば、「漢字とは『呪(しゅ)』である」。 呪い?怖っ。 と誤解されないよう、説明してみたい。 もともと漢字は、人間社会の儀礼や神話の書記法から成立した。 んだそうだ。 古代中国の人々は自然を畏れ、神を敬い、龍やら何やらの霊を使って邪気を払い、悪い物が来ないように祈りながら生活していた。 超自然的力に働きかけるための行為、それが祈りや呪術、儀礼だった。 (ここでいう呪(しゅ)とは、相手を呪い殺すこ…