鹿児島を代表する陶器工芸品 薩摩焼。薩摩焼の歴史を紐解くと遥か昔、安土・桃山時代にまでさかのぼる。その舞台となったのは鹿児島県の美山町。 陶の郷 苗代川 沈壽庵窯の佇まい 陶の郷 苗代川 多くの窯元を有する『美山』は鹿児島市からほど近く鹿児島本線で鹿児島中央駅から日置市『伊集院駅』からタクシーで15分くらいの山道を進んだ集落の中にあります。 ここで生まれた『薩摩焼』は朝鮮半島から半ば強制的に連行されてその場で暮らさなくてはならなかった陶工たちの物語から始まる。 慶長三年(1598年)薩摩藩17代藩主『島津義弘』が豊臣秀吉の二度目の朝鮮出征『慶長の役』帰国の際に朝鮮国の陶工を約80人程連れ帰りま…