小さい頃から、そして大人になってもなお、憧れ続けていたものがある。 それは、まるで見えない糸で結ばれているかのような、人と犬猫やペットの関係。 ピタッとどこにいっても側にいて、何も言わずにすいっと寄り添いあう。 大人になれば、いつかきっとそんな関係が自動的に築けるのかな、と思っていた。自分で自分の犬を飼えば、そんな風になっていくのかな、と思っていた。 (・・子どもの頃は、どうにも犬に構いすぎて、怒られてました。ウーッって。) ところが、大人になってはじめて飼った「マイドッグ」は、決して私が思い描いたほどにはならなかった。もちろん、お互いになくてはならない、存在であったし最高のパートナーだったけ…