世界の様々な作家や知識人から評されている本書。「常識として読んでおきたいわ」程度に思っていたところ「２０２４年に文庫化されるらしい」という声を聞き、ずっと待っていながらいざ発売時にはそのもの凄い人気に尻込みしてようやく購入したのが多分夏もとっくに過ぎた頃。 さて、先月から映画にうつつを抜かしていたりその他細々と手を出しているのでなかなか本が読めない…しかしブームも過ぎて今更感はあるけれど、噂されていた映像化でネトフリの来月配信が決まったそうなので慌てて着手。やっと読了しました。 「百年の孤独」ガブリエル・ガルシア＝マルケス 著 Amazon.co.jp 周囲の反対を押し切りいとこのウルスラと結…

「百年の孤独」 ガブリエル・ガルシア＝マルケス著 新潮文庫 ノーベル文学賞だとか、 百年に一度の傑作だとか、 マジックリアリズムだとか、 筒井康隆氏や池澤夏樹氏が絶賛してるとか。 そういう言葉に背中を押されるようにして手にとったのだが。 ..........めちゃくちゃ、きつかった。 しんどかった。 これほどまでに、読むのが苦しかった小説というのは「カラマーゾフの兄弟」以来ではないか。 むしろ今となってはドストエフスキーの方が余程読みやすかったという気すらする。 数ページ読むたびに、まだこんなにあるのか..........と、残ったページ数を見てその途方もないボリュームに大きなため息が出た。 …

百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2) 作者:ガブリエル・ガルシア=マルケス 新潮社 Amazon 人間は、死すべきときに死なず、ただ、その時機が来たら死ぬんだとね。 ありがたい家系図。言い換えるとそれだけ複雑。てかネタバレしてない？ マコンド村。おそらくコロンビアの架空の村。 ジプシーのメルキアデス。 錬金術。 磁石。 望遠鏡。 まだ死人が出ていないから、永住しなくていいじゃない。そういう問題？ 婚礼の仕上げともいうべきあの行為（笑）。 貞操ズボン。言い方ー。 伝染病の不眠症。いやー！進行すると物忘れに。。 自動ピアノ。 菜食主義者によく見かける頼りない姿。 児童婚。 16個の生卵。 トルコ…

この曲は1992年ごろ放送されていたワンダーゾーンというスピリチュアルな事柄を扱っていた番組のエンディングに使われていた。 その番組は関口宏が司会で毎週月曜日の夜に放送されていて、超古代文明や未来予知、陰陽師、超能力、超常現象みたいなものを真面目に取り扱っていた。 中でも印象に残っているのは、突然神託みたいなものを受けて、全く不明な言語を記録する日本人がいたことだ。自分でも分からないらしい。今思えばやらせだったのかもしれないが私的には楽しめた番組だった。 当時大学生だったが、私がよく自習で愛用していた空教室でこの番組の収録をしていたことがあった。うちの大学の心理学の教授が取材を受けていた。 生…

《内容》 「脳が死んでも体で話しかけてくる」 冷たい夏の日の夕方、25歳の青年が自死を図った。彼は意識が戻らないまま脳死状態に。生前、心を病みながらも自己犠牲に思いを馳せていた彼のため、父・柳田邦男は思い悩んだ末に臓器提供を決意する。医療、脳死問題にも造詣の深い著者が最愛の息子を喪って動揺し、苦しみ、生と死について考え抜いた最後の11日間。その日々を克明に綴った感動の手記。 この一人の若者のプライベートな出来事を、なぜ書こうとするのか。その解答は、これから書く文章全体の中にあるとしかいいようがないのだが、あえて簡潔にいうなら、彼の究極の恐怖心を取り除いてやるためだといおうか。それに、現代人の死…

「百年の孤独」 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い！」 「ビアンカ・オーバースタディ」 について。 「百年の孤独」 筒井康隆が激賞していた小説である。筒井ファンだった僕は当然「読まねば」と思った。中学か高校の時に買って、何度か読み返した。「よく分からん」と思った。 高校生〜大学生の時によく分からなかった本が、大人になって読んだら面白い。という経験はあまりない。高校の教科書には漱石の「こころ」が、大学の模試には中村雄二郎や鷲田清一など、かなり手強い文章が載っている。若いなりに理解して、面白がったり感銘を受けるものである。 もちろん例外はある。例えば養老孟司。組織で２０年も働いて「世の中は…

Netflix版『百年の孤独』が12月11日（水）に配信されることが決定した。 本作は、コロンビアの小説家であるガブリエル・ガルシア＝マルケスさんの代表作の実写版。 8話ごとの2部構成（全16話）。12月11日には第1部が公開される。 文庫版刊行も話題になった世界的ベストセラー『百年の孤独』 『百年の孤独』は、1967年にアルゼンチンのスダメリカナ社から刊行され、現在まで46言語に翻訳されて5000万部を売り上げている世界的ベストセラー。 「魔術的リアリズム」と呼ばれる表現力豊かで饒舌な語り口で、ブエンディア家の7世代にわたる壮大な物語と、舞台である架空の町・マコンドの成立から消失までが描かれ…

いつもお世話になっております、復路鵜です。こちらのブログではお久しぶりとなります。ちょっとnoteからの転載です。そして12月です。カラダニキヲツケテネ！ 現在は選考期間中です。次は二次選考までの結果が出る予定。座して待ちます。 とはいえ良作が多いので、これからピックアップしていきます。 前回のピックアップはこちらです。 私が提出した作品はこちらです。 『木々は枝より～』はモリモリ書いているのですが、プロットよりも遥かに枚数が増えていくし、キャラクターたちもどんどん違う話を始めるので、「おいおいこいつは大丈夫なのかい！？」とツッコんでしまいました。 それでは始めます。 目次 1.墨黒屋敷の夜、…

今年やってよかったこと Advent Calendar 2024 アドベントカレンダー記事を書かねばなのですが、仕事やあれこれやでようやく帰宅。 23時の今、ちゃんとした記事を書ける余裕もないので、箇条書きで思いつくまま、今年やってよかったことを書いてみようかなと。 ブックマークアプリを「Pocket+」から「Raindrop」に切り替えたこと Scrapboxを真面目に使い始めたこと 書き心地のよいノートブックを買ったこと 俳句用のノート(句帳)を買ったこと １泊2日の名古屋旅行 マジックザギャザリングをはじめたこと 『百年の孤独』を読めたこと なんだかんだ、色々あった一年でしたね。「Rai…

2024年11月20-26日 ・かおもじ『難解な腐女子～生命の数だけ性癖はある～』1,2巻 ・D・キッサン『神作家・紫式部のありえない日々』5巻 ・ミラン・クンデラ（千野栄一訳）『存在の耐えられない軽さ』 ・伊藤計劃『ハーモニー』 ・ウィリアム・ゴールディング（黒原敏行訳）『蠅の王』 ・ガブリエル・ガルシア＝マルケス（野谷文昭訳）『ガルシア＝マルケス中短篇傑作選』 以下コメント・ネタバレあり

1. 年末の準備編 大掃除＆断捨離の極意 年末といえば大掃除。このタイミングを活かして断捨離を進めることで、新年をスッキリとした気持ちで迎えられます。特に以下のポイントを意識してみてください： 不要なものを一気に処分：クローゼットやキッチン、押し入れの中など、普段手をつけない場所から始めると効率的です。 カテゴリ別に片付ける：衣類、書類、趣味のアイテムなど、1日1カテゴリずつ取り組むと負担が少なくなります。 振り返りと目標設定のステップ 大掃除と同時に、自分自身の心も整理しておきましょう。一年を振り返り、来年の目標を設定する時間を持つことが重要です。 振り返りの質問例 今年達成できたことは？ …

このところこれまで積んできたあれこれに、片っ端から手を着けている。 とりあえず一回手を付けておくだけで、二回目のハードルはかなり下がるように感じているからだ。「どんなもんかな」くらいの、触りの部分しか分からない程度の着手でも、おおよその温度感とか、好みとの噛み合いみたいなところは意外と分かる。 そういうところで言うと、自分は絵を描くことはあまり適していないんだなと思った。良い絵を見ると描いてみたいとは思うけれど、実際手を動かすところまではどうしても進まない。描ける描けないの軸ではなく、描きたいと思う思わないの軸。 そういった類の、自分のハートに火が点くか点かないか、というところが、限られた時間…

プーチンの漫画を読み終わったが、もともと北方領土の2つの島を返してくれるって流れだったんだけど、小泉のバカがプーチンが訪日直前に「北方4島全部返してもらう」って言っちゃったもんだからそれで２つも返ってこない状態なんだって。親子そろって馬鹿だよ。 そんなこと言ったら相手もキレるだろ。だから完全に２つ返してもらってから全部回収するって言えばよかったのに。 なぜロシアが北方領土を返したがらないのかが漫画に書ていたが、仮に返還されて北方領土に米軍基地が作られる可能性があるからだと言うことだった。米軍の存在忘れていたわ。 基地作れば近い距離でミサイルとかできるしね。米軍基地って考えなかったわ。 引きこも…

あっという間に師走となりまして、ということは当ブログも開設3周年ということになりました。みなさま日頃のご愛顧ありがとうございます。だんだん更新頻度は減っておりますが、今後も無理のない範囲で細々と続けていければと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。というわけで毎月恒例の気になる新刊チェック、11月分です。 悪い時 (光文社古典新訳文庫 K-Aカ 5-1) 作者:ガブリエル・ガルシア・マルケス 光文社 Amazon 『百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2)』文庫化大ヒットを受けて、比較的リアリズム寄りのこちらが新訳で登場。訳者はラテンアメリカ文学を多数手がけ、近訳書にドノソ『閉ざされ…

ノアの帽子とシャツはもう届きましたので。帽子はニューエラのやつだから6600円した。セールのノアのシャツはもともと7700円って書いていた。それが半額以下(明細捨てたから覚えてない)だったので得をしたのか。コラボしたTシャツだ。 カラス1羽に襲われる夢が怖かったね。布団にかぶって隠れたけどその布団に乗ってきて顔の近くでくちばしをパクパクして鳥葬寸前で起きたよ。夢でよかっただよね。 熊やゾンビも嫌だが顔の近くでパクパクは強烈だったね。夢占いではカラスはいい夢ではないって書いているが今回はストレスの関係はなかった。 だけど夢占いなんてインチキだから当てにならないって意見の方が正しいと思うので調べつ…

やっぱり年齢のせいかラップとかは聴かなくなったね。Ｄ.Ｏの歌をiTunesで買おうと思っていたがサンプル聴いて「やっぱいいわ」って毎回なる。 それだったら無名の陽春白雪の歌の方がマシだしな。 長らくインターネットで謎だった歌があったらしいけどＦＥＸというバンドのSubways Of Your Mindという歌を買ったけど前奏とか長いんだな。カットして入れたけどね。 ラップよりもこのような歌の方が聴くんだよ。 switchの100円のゲームに朝ハマって海外のタクティクスみたいなやつ。イージーにしても難しいから封印したけどね。 まだジャレコレの西遊記ワールドとかが出ないんだよ。昔あったシンプルシリ…

ここ最近JCBからメールがくる。 たしかに詐欺メールが多い。迷惑メールのフォルダーにJCBが多いね。 だけど注意喚起の本物のJCBのメールもしつこくくるのでお前らも迷惑メールだってことだ。 だからAmazonみたいにメッセージ欄があって、そこでAmazonから送ったメールがこれだってわかるやつがあるけど、それを全部の会社やればいいんだよ。 １１月はAmazonでキンドル以外なにも買ってないから。だけど１２月すぐに欲しいのあるから買うわ。 だいぶ前に漫画太郎の漫画から原作の小説を買ったので昨日読んでみたら面白かったわ。 だから百年の孤独はひどい作品だね。 買ったのはルナールの「にんじん」。目次が…