288.皇后の碧/阿部智里 「わたくしは花など、美しいものを愛しております。でも、一見して不気味なもの、無骨なもの、恐ろしげなものにも、美しさは宿ります」(p.59) 皇后の碧 作者:阿部智里 新潮社 Amazon 火竜の襲来によって家族を失った少女は、風の精霊を統べる皇帝から誘われた後宮で、隠されていた大きな秘密を目の当たりにする、阿部智里の長編ファンタジー。 土の精霊である少女・ナオミは火竜に襲われて家族を失った最中、鳥の一族の王である・孔雀王ノアによって拾われ、東方の城で女官見習いとして育てられる。 5年の月日が流れ、妻との契約を解消した孔雀王の棲み処である「鳥籠の宮」には、新たな妻の選…