いよいよ四天王寺秋の大古本祭りが近づいてきました。古本強化月間である10月の始まりですね。ということで、昨年コロナ禍のせいでテント無しの上に小規模だった100円均一コーナーで見つけた本を紹介しよう。須原玄雄『坐禅の力』(護国山聖徳寺、昭和13年7月)、52頁である。聖徳寺は現在も北海道中川郡池田町にある曹洞宗の寺である。初日に見つけたが買わず、翌日だったかに購入。目次の一部を挙げておく。 曹洞宗師家の大道英仙「序」によると、須原は山本徹玄師に随侍して参禅の第一歩を仰し、更に原田祖岳師の門を叩いたという。本文中では、「聖戦せずして平和なし」が皇道仏教的、皇道禅的で興味深かった 聖戦の力なくして、…