夏川草介さんの本を二冊読んだところで、 代表作「神様のカルテ」にとりかかっている。 本作はテレビドラマにも映画にもなったので、 まとめ買いした古書の帯にはキャストの写真がのっている。 読む前にこういう写真を見たくはないが、自分が読み始めるのが遅いのだから仕方ない。 著者である夏川草介さんは、信州大学医学部卒業。長野県にて地域医療に従事との由。 小説の舞台は《松本》なので、著者自身の実体験や地域性が色濃く反映されていると思われる。 主人公-栗原一止 ( いちと ) の出身校は「信濃大学医学部」と仮名になっているが、実名は容易に想像がつく。 第一話には、主人公の勤務している病院から自宅まで歩いて帰…