『ガンスリンガー・ガール』『1518!』の相田裕の現作。 『ガンスリ』がとても残酷な設定でしたが『1518!』では一転して穏当な設定による青春もの展開で、「真人間になったのか」と思いきや、本作では再び残酷で重たい設定に。 『勇気あるものより散れ』4巻より(相田裕/白泉社) 「革命が人の血を吸う」ことについて考えてしまいますね。 無駄死にだったとは決して思わないけど、彼女ら彼らが本当に死ぬ必要があったのか、と思ってしまうことは、彼女ら彼らの何かに殉じた生き様と死に様に対する冒涜なんでしょうか? 明治七年。 幕末に「鬼九郎」の異名で知られた剣士、元・会津藩士の鬼生田春安は、死に場所を求めるように反…