広島県は大学進学率5位(令和元年度)と地方にしてはかなりの高水準である。国公立大学が6校もあり、県立中高一貫校が複数設置されるなど教育には力を入れている。 広島県の大学進学の特徴は国公立至上主義と関西優先である。 広島県の普通科高校では基本的に国公立大学を目指すカリキュラムが組まれ、「私大は落ちた人が行く」という雰囲気がある。これは地方ではよくある話だ。広島には県外の私立大学に進学させられる程の経済力を持った親は多くないので当然だろう。比較的裕福な家庭が多い一部の私立中高一貫校では早慶MARCH、関関同立への受験を推奨する学校もあるが割合としては少ない。また、広島県は関西に近いため関東よりも関…