日常を過ごすなかで、私たちは「真剣に考える」と「深刻になる」とをよく混同してしまう。どちらも似ているように見えるが、その意味は大きく異なる。真剣に考えるとは、自分の行動や選択を冷静に見つめ直すことだ。一方で深刻になるとは、必要以上に自分を追い込み、心を縛ってしまう状態に近い。 例えば仕事で失敗したとき、あるいは人間関係で気まずい思いをしたとき、多くの人は落ち込む。そこで「どう改善できるか」を真剣に考えれば次の一歩につながるが、「自分はだめだ」と深刻に受け止めてしまうと、動きが止まり、さらに状況は悪化する。真剣さは未来への視野を開き、深刻さは過去に心を縛る。両者の違いはその点にある。 私自身も、…