法然上人が詠んだとされる「ただ頼め よろずの罪は 深くとも わが本願の あらん限りは」という和歌には、法然の深い信仰と阿弥陀仏への絶対的な信頼が込められています。また、阿弥陀仏の衆生(全ての人)を救うぞという魂の叫びを代弁してる印象を受けます。この教えは法然上人が、京都の真如堂(真正極楽寺)にある阿弥陀仏から直接授けられたそうです。ある日、法然が真如堂の阿弥陀仏の前で祈っていると、阿弥陀仏が彼に「すべての人がたとえどれほどの罪を抱えていても、私の本願の力によって必ず救われる」という啓示を与えたとされています。その時の気持ちを歌ったものです。こらは、熊谷次郎直実に書状で伝えたた記録されてます。 …