柴田錬三郎の小説「眠狂四郎」シリーズの主人公である剣客。
1956年5月から『週刊新潮』に連載された「眠狂四郎無頼控」で初登場した。転び伴天連(バテレン)と日本女性の間に生まれたニヒルな異相の浪人としてえがかれ,秘剣円月殺法をふるって活躍する。作品は昭和31年から「週刊新潮」に連載。
眠狂四郎勝負 [DVD] 市川雷蔵 Amazon 三隅研次監督 1964年 三隅版「斬る」*1のコメント欄で藤村志保さん×三隅監督、その上私の好きな加藤嘉さんまで出てこられるということを教えてもらい早速鑑賞。シリーズ第二作のようだが、ここからで全く大丈夫。 面白かったー。今ちょうどNHKドラマ「カムカムエヴリバディ」の再放送を観ているのだが、そちらの方は舞台は東映ぽくはあるけれど往年の時代劇の持つかっこよさをうまく表現。それを日々味わっているもので、こちらを観て、そうそう!こういうこと!と相乗的に楽しめた。 なんといっても加藤嘉さんの配置。「ふるさと」*2みたいな晩年感を漂わせつつの、実は!と…
昨夜は、地元のコミュニティ「こすぎの大学」の日。「税」がテーマのややお堅い内容だったが、フタを開けてみたら、参加者からは議論百出。改めて「税」は大事にテーマだと感じた次第。 で、懇親会へと向かい、気がついたら午前様でタクシーの中。なので今日はほとんど使いものにならず、読書会へ行く電車の中で参考文献を読んでいた。 いや、読んでいたのかも怪しい。 三島由紀夫読書会 三島由紀夫の「豊饒の海」シリーズを1年間かけて読んでいくという読書会がスタート。場所は赤坂。千代田線の赤坂駅を出ると、ハリー・ポッターがお出迎えしてくれたのだった。ここもまたインバウンド消費で賑わっていた。 三島由紀夫読書会はこちらで。…
いきなり気温上昇の朝。 午前中は、頼まれ仕事で原稿書きをしていた。取材してからほぼ1ヶ月もほったらかしにしたままになっていて、さすがにマズいので、この土日でドラフトだけは仕上げようかとパソコンに向かっていた。まったく計画性がない。昼メシは、近所の気になる町中華へ息子とでかける。それにしても初夏と見紛う陽気。 店に入ってオススメの紅生姜チャーハンを頼んだが、これが大正解。美味しかったです。息子はラーメン。さっぱりとした醤油味。帰宅してから少しだけ横になって、来週末の慶應通信の科目試験勉強にようやく着手する。 まずは過去問を拾っていくのだが、当たり前だがひとつとして同じ課題はなく、傾向らしきものも…
📔小説『しろがねの葉』は久々の時代小説でした。 中学の時にコバルト文庫で本を読む楽しさを知り、その次に 🔖星新一さん その次は遠藤周作さんの 🔖『ぐうたらシリーズ』にハマりました。 ここまでは普通の流れだと思いますが、その次にハマったのが🔖柴田錬三郎さんってのは、ちょっと渋好みだったかも😅 遠藤周作さんの『ぐうたらシリーズ』にはいろんな作家さんが登場しますが、なぜか柴田錬三郎氏に興味を持ちちょっと読んでみよう・・・と手に取った📔眠狂四郎シリーズで初めて時代小説にハマりました 当時は中3で、チェッカーズの話をする友達はいても🌙ニヒルでかっこいいお侍様のことを話せる友達はおらず。 また、眠狂四郎シ…
さっそく一週間ほどすっ飛ばしてしまった。 日曜日の朝。現在、薄曇りから晴れてくる。野鳥元気。 人様の日記を読むのは面白いのだが、自分の日記は、何かを摂取した記録と反応をなんとなしに書いているようなものだから、読書か映像かラクガキか、散財か…食事のメモ程度にしかならないということに気づく。 三ヶ月も続ければぼんやり形は定まるのだろうか。 朝、ロールぱんにチーズクリームと昨夜の残りのスモークサーモン。梨。蜂蜜入れたヨーグルト。生姜紅茶を飲んだ後で、コーヒー飲みつつ読書メモ入力中。 * 「眠狂四郎無頼控(一)〜(六) 柴田錬三郎」新潮文庫 映画やドラマではお馴染み。読んだのは初めて。 私のイメージは…
悪友のひとりに、Mという男がいる。彼は地方の進学公立高校出身で、父上が地方公務員をしているひとりっ子であった。素直に育っているし、頭も悪くない。 ただ、ひとりっ子ゆえの特徴として、あまり競争心がなく、マイペースに淡々と自分のなすべきことをするというタイプであった。 大学4年間の生活費は、自分で家庭教師などの軽いアルバイトでかせぎながら、学業にはげんでいる。 彼自身はいつも、 「俺は、ニヒリストだから。小さいことにはこだわらず、いつも冷徹な精神をもってすごしている」というのが、口癖であった。 いわば、当時はやった「眠狂四郎」(「柴田錬三郎」作)の心境だそうである。 あるとき、みんなと学食で昼食を…
「神が人を作ったのではない。神こそ人によって作られたのだ!」(映画より)日本×オランダバテレンの混血剣士の苦悩と活躍 今朝の1日1映画は『眠狂四郎無頼控 魔性の肌』(1967年 日本)を鑑賞。 ある夜、狂四郎(市川雷蔵)は、武家屋敷の前で美しい娘(鰐淵晴子)に呼びとめられ、父の頼みを聞いてほしいと懇願される。 娘の父、闕所物奉行の朝比奈修理亮(金子信雄)は、切支丹の秘宝を京へ運ぶ命を受けたが、隠れ切支丹の黒指党が、秘宝を狙っているので狂四郎に護衛してほしいというのだ。 その場は断った狂四郎だったが、後日、依頼を引き受ける。 報酬は娘・ちさの操という条件で…。 柴田錬三郎の剣豪小説シリーズを映画…
田村正和さんは、1972年~73年に放送されたテレビ時代劇「眠狂四郎」(全26話)に主演しています。正和版「眠狂四郎」は剣の腕と類まれな美貌を用いて悪を懲らしめるといく勧善懲悪の時代劇。これが人気を博し、正和さんの代表作となりました。眠狂四郎 コレクターズDVD <HDリマスター版>田村正和Amazonそれから、およそ半世紀後の2018年に「田村正和×眠狂四郎」が復活し、シリーズ総決算として本作『眠狂四郎 The Final』が放送されました。当時「いまからやるんかい」と思った記憶があります。柴田錬三郎原作の豪剣小説の主人公「眠狂四郎」は、やはり壮年の剣士というイメージ。さすがに本作の狂四郎は…
田村正和さんが他界されました。 眠狂四郎という役があり、もとは小説中の主人公なんだけど、何度も映像化され、何人かの人が主演している。主演はいずれも美中年。市川雷蔵、片岡孝夫、田村正和の主演は知ってる(ほかにもあるかも?)。 原作者的には田村正和が最も適した主演俳優だったそうで、そのことを知ったときは「ふーん市川雷蔵いいと思うけどな虚無的で」と思ったんだけど、たしかに田村正和が演じるとほかの人と違うものが乗っかる。少しアナキズムを感じる(赤みはない)。 田村正和って、何をしてもすーっと話が進んで、それ自体すごいことだと思うんだけど(いきなり海から上がってきたりね。あんな脚本渡されてどう解釈するの…
出典:上、デイリースポーツHP、下、日刊ゲンダイHP ネットでのニュースを今見て、かなり驚いてしまったニュース。かなり大好きだった 田村正和氏が心不全で病院で亡くなったニュース。なんでしょう、完全に気落ちして しまってます。自分にとっては永遠に2枚目俳優さん。雰囲気からして、かなり大好き でした。77歳、まだまだ若い。いずれ、いつかは人間は死ぬとしてまだ若過ぎです。 なんかこれを書いていたら、泣けてきました。多分、自分も変わった人間なので先輩 として、かなり共感していた部分があったのだと今、気付きました。寂しいですね、 それもかなり。 男優さんには美男子さんは、かなりいますが、田村さんだけは別…