着ていく着物をあれこれと迷いながら選ぶ。そして、その着物に合う帯を決める。 楽しい作業です。 でも、私の場合、大事なお出かけには、母に確認せずにはいられません。 ”この着物にはこの帯でいいの?”と。 着物と帯には、柄や色合いを合わせるというだけではなく、格を合わせると言いますか、決まりごとのようなものがあります。 ♪ 京都~大原~三千院 ♪ で始まる 女ひとり という曲、永六輔さん作詞ですが、 その中の1番に 結城に塩瀬の素描の帯が 2番に 大島紬につづれの帯が 3番に 塩沢かすりに名古屋帯 というのがあります。正しくそういうこと。 ここに出てくる紬のように、普段に着る趣味の着物のコーディネイ…