和歌の一体で、最も普通の歌体。五七五七七の五句三一音を原則とする。起原はよくわからず、諸説あるが、万葉時代には既に確立し、長歌・旋頭歌(せどうか)などのすたれた平安時代以降は、和歌といえば短歌をさすに至った。みじかうた。みそひともじ。
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お題一覧 丸・丸・盛・盛・皆・食 本日のテーマは、 マル・マル・モリ・モリ!:薫と友樹、たまにムック。ですね。 一日出詠者数 280 人 選択したお題 丸 出詠者数 43 人 選歌者数 44 人 首席歌 ナカムラロボ様 おめでとうございます! 弾丸を分け合うように同僚がくれた煙草で愚痴を言い合う ハート数 10 (22.7%) 音符数 13 (29.5%) コメント ワルくて頼りになる仲間と読みました。 短歌分類としては、口語、新仮名遣い、職場詠、定型、直喩でしょうか。 投稿歌 言われても付けぬ選択出来なくて救われている俵万智から ハート数 0 (0.0%) 音符数 1 (2.3%) 振り返り…
はりぼての心はまるで飛行船 なかで膨らむ不安は重く 初句「はりぼての」 ランキング参加中はてな文芸部ランキング参加中短歌倶楽部
朝晴れて 昼に曇って 夜は雨 星が見えるのいつになるかな 待ち列に 天邪鬼のお児がいて わかる気がして声出しわらう ぜったいに 我が家というわけではないけれど 住み慣れたそこはスーパーホテル 小さな画面越しから猫に話しかけるけど 猫はストーブに忙しかった
お題一覧 乗・照・是・半・々・録・老・流・泣 本日のテーマは、 止まらないHa~Ha~:矢沢永吉 ですね。 一日出詠者数 312 人 選択したお題 半 出詠者数 46 人 選歌者数 37 人 首席歌 葉村直様 おめでとうございます! 半生が語られてゆく折り鶴をひらいて紙に戻すみたいに ハート数 8 (21.6%) 音符数 5 (13.5%) コメント 全てを無に帰すような残酷な告白と読みました。 短歌分類としては、口語、新仮名遣い、境涯詠、定型、直喩でしょうか。 投稿歌 応援は半分ずっこ 大谷が打てど勝利はダルビッシュにと ハート数 0 (0.0%) 音符数 2 (5.4%) 振り返り 2音、…
この僕の心のドアを叩くのは どこの誰だいこんな夜更けに ランキング参加中はてな文芸部ランキング参加中短歌倶楽部
お題一覧 黄・黄・黄・黄・黄・黄・黄 本日のテーマは、 真っ黄っ黄 ですね。 一日出詠者数 325 人 選択したお題 黄 出詠者数 36 人 選歌者数 34 人 首席歌 みくに様 おめでとうございます! タワレコのふくろ片手にゆく帰路のひかりと踊るような足どり ハート数 9 (26.5%) 音符数 10 (29.4%) コメント お気に入りのアーティストのCDを予約購入したときのドキドキと読みました。 短歌分類としては、口語、新仮名遣い、生活詠、定型、直喩でしょうか。 投稿歌 この恋の黄泉比良坂(よもつひらさか) 誘惑の君の魔力に振り返らない ハート数 0 (0.0%) 音符数 6 (17.6…
「短歌と俳句の五十番勝負」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com ぴょんぴょんとサメたちの背を跳んでゆくウサギよ明日の夢をみている (穂村弘) このお題難しすぎるなーと思っていたら出題者は馬場あき子でした。ベテラン歌人でしたか…。 穂村弘の短歌は、因幡の白兎の話がモチーフです。エッセイに、 短歌の中のウサギは、まだ自らの未来を知らない。眩しい海の光と潮風の中をぴょんぴょんと跳んでゆきながら、ただ幸福な夢を見ている。 とあって、ものすごく切ないような怖いような気持ちになりました。結末を知っている話の途中を切り取って、眩しい未来を夢見る歌を作るなんて空恐ろしいですね。…
雪の上いくつも残る足跡が何かを語るそれぞれの朝 ランキング参加中はてな文芸部ランキング参加中短歌倶楽部
詞書 此処に至っても、いまだ父を殺す夢を見てゐる * うつくしき仕事ありしか夏の日の父を殺せぬわが夢の果て ジャン・ギャバンの左眉かすめていま過ぎる急行のかげ 地球儀を西瓜のごとく切る真昼 夏に焦がれた蟻が群がる 老犬のような父あり土を掘るだれも望まぬ無用のおとこ ヴィジョンなき建築つづく旧本籍地 夢の家なぞ落成はせぬ わが父の叱声やまぬ朝どきよ「にんげんやめて、ルンペンになれ!」 薪をわる斧さえ隠語 ときとして虚にはあらざる代理の世界 父さえも殺せぬわれをあざけりし世界夫人のエナメルの靴 ポンヌフと渾名されてひさしい電話を手にひとびとの分断つづくものよ 文学など識らないくせに語りたがる父の背…
4月16日の読売新聞朝刊「読売歌壇 俵万智・選」に掲載されました。俵さんから評もいただいています。どうもありがとうございます。
4月19日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句) 教育は地に落ちそれより発芽する 雅舟 【花】ヤグルマギク 【花言葉】 教育 【短歌】 何ごとか何ゆえか胸の空まわる矢車菊の淡い青いろ なぜか思っていることが空回りするようなことがあります。ヤグルマギクをじっと見ていると、花は何かを教えてくれるような気がします。【季語】 菜種梅雨 春時雨 春驟雨【俳句】 サラダ油に日暮のひかり菜種梅雨 廣瀬 町子 母の忌やその日のごとく春時雨 富安 風生 翁草日あたりながら春驟雨 飯田 蛇笏 【三行詩】 教育は今や地に堕ちたと嘆く人があります 教育は本来地に落ちて発芽させるものです あらゆる批…
三位 信じれば救われるのは本物と偽物見抜く賢者に限る 二位 信じればダマサレるのは右を見て左を見てはサルマネをする 一位 何よりも空気大事にするならば煽ればコロリイチコロころり いつまで経っても自分の脚でもって立たない限り何度でもダマされるのである。しかし、ダマされたと言っていられるのなら幸いである。墓の中に入ればダマされたとも何とも言いようがない。それまでである。幸福の増進に寄与した実績が極めて乏しいにも関わらず(むしろ逆である場合が多い)そんなシロモノを有難がっているのであれば、ダマされるのは必然である。 本日のベターtweetは、Hideki Kakeya, Dr.Eng.(@hkake…
半袖Tシャツに長袖シャツを着て外に出たらもう暑い。4月から半袖になれというのか。電車に乗ってもむんとした熱気がただよっており、春ってもっと爽やかじゃなかったっけ? 何駅か進んだころにいつのまにか冷房が入っていて至極快適な電車旅……ではなく出勤になった。冷房ってまじ神だ。風神雷神、阿形吽形のように冷房神暖房神と対の神になってほしい。2人揃ってエアコン神とか呼ばれそうだな。 北海道の阿部商店監修のいかめしが大ヒットした影響が残るなか、このたびはひっぱりだこ飯でおなじみの淡路屋さん監修のたこめしおにぎりが並んでいたので光の速さで買った。 結論として、いかもたこも大差なく美味しいのだけど、ひっぱりだこ…
今満開の鎌倉極楽寺の八重桜.とても見事な花でした. 以前は,桜は一重.八重は邪道などと思っていましたが,そんなことはありませんね. しかし,中には,「桜は一重に限る」と思っておられる方もおいでになるように思います.徒然草の兼好法師がその代表でしょうか? 古今短歌歳時記では,徒然草の一節を引用して,「兼好は八重桜・遅桜には批判的である」としています. 徒然草一三九段 家にありたき木は、松・桜。松は、五葉(ごえふ)もよし。 花は、一重ひとえなる、よし。八重桜は、奈良の都にのみありけるを、この比ぞ、世に多く成り侍はべるなる。吉野の花、左近(さこん)の桜、皆、一重(ひとえ)にてこそあれ。 八重桜は異様…
髪の毛が生涯で一番伸びきっている。明日多少切るけれど、このくらいの長さだとまとめアレンジができるので、楽しい。まさか私が髪の毛のアレンジを楽しめる日が来るとはな。嬉しい。 何かしようとして、できていない!やるか!と思っていたら、なくしたと思っていた本が出て来てくれた。三省堂の『てにをは俳句・短歌辞典』という辞典です。面白い~! 養花天読書感想文を読む
『短歌と俳句の五十番勝負』が終わったので、短歌の記事はGW明けくらいから再開します。 それまでは洋楽和訳や読書感想文などを載せていきます。
人との対話って大事だなって思った。それはもちろん自分の発言に対するフィードバックがあるからというのもあるけど、頭の中で考えていることを文章という相手に伝わる形に変換する途中で考えが整理されるということもある。人間は言葉がなければ思考できないと思うけど、頭の中では言語的な思考と非言語的な思考が混ざってるんだなと思う。自分一人で頭の中だけで考えていても、思考のうち非言語的な部分が整理されていないのに気づかない。こうやって文章化したり対話することでその部分が整理されるし、整理された結果新しい考えが浮かんだり、考えの矛盾に気づいたりもする。 普段考えていること、文章に起こそうとしても案外どう表現すれば…
読むこと#34 加藤千恵『あなたと食べたフィナンシェ』 読んでいると、思い出す食べ物がきっとあるはず。 食べ物にまつわるショートストーリーと短歌集です。 ある食べ物が題になっていて、ショートストーリー、最後に短歌。 というのがひたすら続きます。 その数、30。(!) 1編は10ページそこそこ、短いものは4ページくらいで終わってしまう。 すごいのが、30編ぜんぶ違うこと。 仕事や恋に行き詰まる若者の話や、かと思えばどこか終末の世界のような話も。 穏やかならない事件が起こったっぽい話もある。 それと、 食べ物とストーリーの良いアンバランスさも好き。 文庫タイトルに使われた「フィナンシェ」。 「あな…
1953年7月、長谷川書房から刊行された齋藤史(1909~2002)の第5歌集。著者は東京市四谷区生まれ。 わたくしの第五番目の歌集です。 昭和二十三年から二十七年までの五百五十二首を入れました。身邊の事から云へば、東京からの疎開ぐらし满三年半ののち、村の林檎倉庫の部屋を二十四年に出て、長野市に棲むやうになりました。 昭和の初期、前川佐美雄、石川信雄らと、仲間をつくり、藝術派、と呼ばれた歩み出しをしてからでさへ、すでに二十数年の日が過ぎました。昭和十五年に第一歌集「魚歌」を出しました時、私を元気づけて下さつたのは、おもに詩人、小説、評論の諸先輩であり、新しい短歌の方向を探るもの、と云っていただ…
先週使いそびれたセブンイレブンのうどん・そば50円引きクーポンをついに使う。 普通サイズの500円くらいするうどんから50円引かれるよりも259円が50円引きになるほうがお得感がある。半額ならお得感が逆になるのも、文系の考えからしたら数字の不思議である。理系の考えなら至極真っ当なのだけど。 会社の暖房は冬の間の設定温度が28度で、そこから日を重ねるごとにちょっとずつ温度を下げて先週末にはついに20度となった。さすがにもう暖房は入っていないだろうと出社したら見事に稼働中だったので、恐ろしく速い手さばきで電源をオフにした。 先週から続いている修行のような仕事がいよいよ目処がたってきて、蛇の道の終わ…