去春から断続的に網野善彦さんという2004年に亡くなった日本史の歴史家の著作を追っています。恥ずかしながらまだすべては追えていません。追っていて印象に残ってるのが飛礫の話です。最近読んでいる西洋中世史家の阿部謹也さんとの対談本『中世の再発見』(網野善彦・阿部謹也・平凡社ライブラリー・1994)では網野さんのペルー訪問から話がはじまってるのですが(この本、売買や贈与や追奪担保責任の話などが出て来てまだ途中ですが元法学部生としてはすごく興味深い本で…ってそれは横に置いておくとして)、ペルーでも祭りのときに飛礫があったことを(P46)述べています。付随して阿部さんはティル・オイレンシュピーゲルの話の…