1583年(天正11年)-1672年6月18日(寛文12年5月23日) 江戸時代初期の文人で、もとは武士。 本名は重之でのち凹、通称は嘉右衛門で字が丈山。号は六六山人・四明山人・凹凸窠・詩仙堂・大拙・烏麟・山木・山村・薮里・東溪・三足。 江戸初期における漢詩の代表的人物で、儒学・書道・茶道・庭園設計にも精通していた。
八大神社を後にして、詩仙堂*1へ向かう。いつものことながら、なんとなく緊張する瞬間である。 小有洞の門(入口) 詩仙堂 由緒書き 小有洞の門から参道を進む 老梅関の門をくぐると建物内へ 受付を済ませて建物内部へ、こちらは「室内撮影可」のようだ。 伏見桃山城欄間 詩仙堂の名前の由来にもなっている「詩家三十六人」の肖像画(狩野探幽作)に石川丈山自ら各詩人の詩を書いて壁に掲げている。 室内から庭を臨む※iPhone8(パノラマモード)で撮影 室内から庭を臨む。赤い敷物と緑のコントラストが心地よい。室内には私一人だったので、静寂をひときわ感じる。敷物の上に正座し、しばし風景を楽しむ。 左側から水が流れ…
こんにちわ。 ブログ百科ララの杏花です。 夏だか冬だかわからない極端な季節の変わりように翻弄された時期も過ぎ、 秋晴れが続いているこのごろ。 でも、いよいよ冬の到来も真近なようで紅葉の便りが各地できかれます。 出典:photoAC 私は少し前に始めた詩吟教室に毎週末通っています。 これまで全く考えたことのなかった詩吟ですがとても楽しい。 教室は町の会館の一室で2時間ほどおこなわれます。 稽古はここ以外にもいくつかの教室で指導していらっしゃる吟道数十年の男性と、段位の高い補佐役の女の先生によって進行していきます。 生徒は男性、女性合わせて10名くらい。みんなで発声練習や合吟をしたあと、一人一人名…
【きょうの人】 0618 石川丈山 武将、儒者、漢詩人 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。 ■ 石川丈山 武将、儒者、漢詩人 いしかわじょうざん 天正11年(1583年)- 寛文12年5月23日(1672年6月18日) 安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将、儒者、漢詩人で、大坂の陣後、獄中生活をし、一時仕官もしましたが、京都郊外に隠棲して丈山と号しました。 林羅山らと交わり、儒学を学び、漢詩人となりました。作庭家としても有名で、隠棲生活を送った詩仙堂(左京区)の庭園を自ら…
渉成園は京都駅から徒歩10分ほど 東本願寺の東方約150mのところにある、ほぼ200m四方の広大な庭園です。四季折々の花が咲き誇り、国の名勝にも指定されている素晴らしい庭園ですが、京都人でも知る人ぞ知る穴場の名所です。 今回はちょうど桜が見ごろを迎えた渉成園を訪ねて、その魅力をご紹介します。 渉成園の場所 渉成園の行き方 渉成園(枳殻邸)とは 徳川家と渉成園 渉成園十三景や名物・景物 臨池亭(りんちてい)と滴翠軒(てきすいけん) 園林堂(おんりんどう) 傍花閣(ぼうかかく) 閬風亭(ろうふうてい) 印月池(いんげつち) 侵雪橋(しんせつきょう) 縮遠亭(しゅくえんてい) 回棹廊(かいとうろう)…
京都寺院探訪 六六山 詩仙堂(丈山寺) 住所 京都府京都市左京区一乗寺門口町27番地 宗派 曹洞宗永平寺派 拝観 600円 駐車場 有料駐車場 500円 ご朱印 未確認 ランク ★★★(3.0)(5段階) 🔴詩仙堂は、正しくは凹凸窠といい詩仙堂はその一室である。武将で文人でもある 石川丈山が寛永18年(1641)に造営した。丈山は、関ヶ原合戦などにも従軍。 また藤原惺嵩らに朱子学を学び教養も高い人物です。 この寺の名のゆかりが、詩仙の間にある三十六詩仙です。狩野探幽が絵を描き、 丈山自ら筆をいれています。庭園も四季折々のの顔をみせ風流さを醸し出している。 国の史跡であり、故ダイアナ妃訪問でも有…
安城市和泉町の丈山苑へ行ってきました 江戸時代初期の武士・文人であった石川丈山の生まれ育った地に 終の棲家として過ごした京都の詩仙堂を再現したもの 定期的にお邪魔してますが、このシーズンにくるのは初めてかな
余りの好天に促され、京の都の晩秋の風情を楽しむべく、遅れ気味のガーデニング作業を脇に置き、ふらりと出かけてみた。 ドライブ中でも黄葉した山肌の景色を車窓越しに楽しむべく、琵琶湖大橋を西進し、琵琶湖西岸の比良山系を横切り、府県境の途中峠から若桜街道を南下して、訪れたのは大原~一乗寺一帯。日暮れ時までモミジの名所をのんびりと訪ね回った。 昨年も訪れた「三千院」は今年はスルー…し、まず最初に立ち寄った場所は大原エリアで、天台宗の尼寺で知られる「寂光院」(こちら)。 その後、一乗寺エリアに南下して、日没までの間、数ヵ所の寺社や名勝を巡った。 先ずは、「詩仙堂」から… 詩仙堂 入口 「小有洞」 参道 【…
今日の冷え込みで、イチョウも紅葉もすっかり葉を落としました。 日当たりにもよるのでしょうか、弁天さまの近くはまだ色づいています。落ち葉を掃き清めながら、秋の名残を楽しみたいと思います。先日、普濟寺に伝わる鴨長明(1155~1216)絵像の掛け軸について書かせていただきました。絵は、松花堂昭乗(1584~1639)の弟子にあたる萩之坊乗円(1612~1675)が描き、絵の上部には、石川丈山(1583~1673)による長明の和歌が書き加えられているものです。 www.mizu-kuki.work この度、この絵像に関する拙稿「萩之坊乗円筆「鴨長明絵像」(石川丈山歌賛)について」が、『唱導文学研究』…
お中日を過ぎて、秋のお彼岸も後半に入ってきました。 彼岸花 彼岸花も、キレイに咲いています。お地蔵様も微笑んでいますね。 さて、今回もお寺に伝わる掛け軸を紹介したいと思います。 中世隠者の一人、鴨長明(1155~1216)の絵像です。 鴨長明かもの-ちょうめい1155?−1216平安後期-鎌倉時代の歌人。久寿2年?生まれ。父は京都下鴨神社の神職。琵琶や和歌にすぐれ,後鳥羽上皇の和歌所寄人にとりたてられる。元久元年下鴨河合社の禰宜に推されたが,一族の反対で実現せず出家。大原へ隠棲後,日野に方1丈の庵をむすぶ。「千載和歌集」に1首,「新古今和歌集」に10首はいる。建保4年閏6月8日死去。62歳?通…
大好きな源氏物語 主人公のひかるちゃんのモデルの一人は源融 (@⌒ο⌒@)b 物語の中の源氏の邸宅の六条院というのは 源融の邸宅 奥州・塩釜の風景を模して作庭した六条河原院と言われています 渉成園は その六条河原院の跡地だったと思われていたため 風情たっぷりに 石川丈山によって書院式の回遊庭園として作庭されました 実はのちの調査で ちょっとだけ位置がずれているのが分かりました (・:゚д゚:・) 今日はその庭の池に舟を浮かべて遊ぼうというイベントです なんて優雅なんでしょう (((o(´∀`)o))) 仲良しのTさんとバス停で待ち合わせ♪♪ フフフ 京都のお家です 渉成園はきちんと鬼門除けがさ…
京の冬の旅、特別公開「園林堂」をやや駆け込み気味に見に行きました。 特別公開はもう終わってしまいましたが、記録として残しておきます。 この建物が園林堂。 中は撮影禁止だったので、建物だけ撮影。 襖絵は棟方志功さんが手がけた「天に伸ぶ杉木」と「阿吽の呼吸」と題された四十四面。杉は奈良の十津川村で見た杉の木、そして仏間の襖絵は渉成園から見える東山を表現しているらしいです。 閬風亭(ろうふうてい)から見える東山 今はマンションがあって、あまり山が見えませんね、^-^; 徳川慶喜 筆 石川丈山 筆 この渉成園を作庭したのは丈山だそうです。 (詩仙堂だけじゃなかったのね、^-^;) この大書院を閬風亭(…
3泊4日の京都旅行、4日目。 8時31分に京都市役所前駅発の地下鉄東西線で約2分、8時33分に烏丸御池駅に到着。 3月30日(土)~31日(日)の間、京都市役所前駅で第20回京都さくらよさこいが行われる。 京都さくらよさこい | 関西最大規模のよさこい祭り 8時37分に烏丸御池駅発の地下鉄烏丸線で約10分、8時47分に北山駅に到着。 上賀茂神社、正式名称は賀茂別雷神社。 新宮神社の御祭神である高龗神(たかおかみのかみ)は、生命の源である水を司る龍神。 通常は正面の門が閉じられていて門の手前からの参拝となるが、毎月第2・第4日曜日のみ開門されていた。 令和6年は辰年のため、今年に限り特別に毎月土…
大河内松平家廟所 ◎平林寺~松平信綱(知恵伊豆)が眠る禅寺 平林寺大門通りと総門 埼玉県新座市にある平林寺は紅葉狩りの名所としてよく知られており、シーズンになると不信心の人も含めて数多くの見物客が集まる。私も2回、見学に訪れたことがあるが、確かに人の数は半端なく多いが、境内が広いこともあって”ごった返す”といったほどではないので、美しい景観を存分に楽しむことが出来た。 一方、3月下旬のこの時期は花の数がさほど多くはないので、境内は閑散としており、いかにも古き良き武蔵野の姿にじっくりと触れることが出来る。田山花袋が「武蔵野の昔の武蔵野の匂いを嗅ごうとするには野火止の平林寺付近が良いね……」と語っ…
こんにちは、あとりです❤️ 京都、『渉成園』「京の冬の旅」に行ってきました。(24年3月8日) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前回からの続きです。 こちらは「傍花閣」、「回棹廊」の写真など載せています。 ご一緒にご覧ください⤵️ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「印月池」にかかる橋「回棹廊」を渡り、北大島に渡りました。 北大島から「侵雪橋」と京都タワーを見ています。 【塩釜】 北大島にある茶室「縮遠亭(しゅくえんてい)」は、補修工事中で拝観不可となっていました。 【縮遠亭】 手前にあるのが「塩釜の手水鉢」、向こうに見えるのが「源融(みなもとのとおる)の供養塔」といわれ…
こんにちは、あとりです❤️ 京都、『渉成園』(「東本願寺」)に行ってきました。(24年3月8日) 『渉成園(しょうせいえん)』はJR京都駅から徒歩約10分です。 「東本願寺」の飛地境内地(別邸)で、「東本願寺」からは徒歩約5分です。 【京都タワー】 【「東本願寺」御影堂門】 【西門】 「東本願寺」から歩いて行きました。 『渉成園』の拝観受付をすませて、園内に入りました。 拝観料は庭園維持寄付金として500円以上支払います。 『渉成園』は、周囲に枳殻(からたち)の木が植えられていたことから「枳殻邸(きこくてい)」とも呼ばれています。 【高石垣】 紅梅が美しい❤️ まだ庭園入口前なのにバシャバシャ…
貴船神社・鞍馬寺そして一乗寺のラーメン街道・パン旅(電車とバスを利用します。) 今回は、2024年4月に予定している京都旅行のための事前調査。行先は、貴船神社・鞍馬寺そして帰宅時に通過する一乗寺駅で途中下車します。そこでラーメン・パン・ケーキを食べれればと思います。 貴船神社・鞍馬寺そして一乗寺のラーメン街道・パン旅(電車とバスを利用します。) 【予定ルート】 (各ルートの費用) 1出町柳駅⇒叡山電鉄⇒(貴船口駅)⇒鞍馬駅 2鞍馬寺から貴船神社まで [徒歩のみ ルート1:木の根道利用] [徒歩のみ ルート2:線路沿い歩く] 3貴船神社から一乗寺駅まで 【見所・食べ処】 鞍馬寺 本殿金堂・金剛床…
みなさん、こんにちは、こんばんは、hime104です。 5年前に書いた京都格安旅行というボツ記事の一部を掘り起こして記事にしています。 今回のお題は! 光源氏 紫式部の『源氏物語』の主人公であり 美男子で頭もよく 仕事もでき 芸術センス抜群、スポーツ万能の 平安時代から現在まで、そして永遠に語り継がれる・・・ 日本の、いや、世界のトップ仮想男性アイドルなのです。 光源氏? そんな光源氏の別荘へ行って、 お手頃価格でお茶を嗜むことができるんです。 その場所は・・・ 京都 渉成園 渉成園は、京都駅から歩いて行ける観光地です。 渉成園|真宗大谷派(東本願寺) かつて周囲に枳殻(きこく カラタチ)が植…
[0801]京都府内の伝統的工芸品等のうち、奈良時代に大陸から伝わったもので、金属の生地に色の異なった金属をはめ込み、それぞれの色彩や隆起などで模様を表現するものを【 】という。※経済産業大臣が指定した伝統的工芸品ではない。(2013)[0802]【日本外史】を書いた儒学者で、「三十六峰外史」とも号し、京都の風景美を「山紫水明」と表現して書斎の名称にも用い、長楽寺に葬られたのは【 】である。(2011)(2013)[0803]江戸在住者の視点で京都見聞録『見た京物語』を書いたのは【 】である。※1781年時点で京都は「田舎」との評価。(2017)[0804]祇園祭の巡行に参加する山鉾の総数は【…
[0601]「風狂の僧」として知られ、応仁・文明の乱で荒廃した大徳寺の住持を務め、酬恩庵に等身大の像があるのは【 】である。(2019)[0602]現在の智積院明王殿は、【 】の本堂が移築されたものである。(2017)[0603]北側へと分岐する道がなく、南側のみに分岐していたことから名づけられたとされる地名に由来する京福電鉄の駅は【 】である。(2012)[0604]下鴨神社の社家住宅として現在も残るのは鴨脚家のみであり、【 】は下鴨神社の資料館となった。※鴨社資料館秀穂舎。(2015)[0605]菅原道真の母をまつる北野天満宮の摂社は【 】である。※公式サイトでは「摂社」扱い。(2018)…
[0401]「遮那王が 背くらべ石を 山に見て わがこころなほ 明日を待つかな」という与謝野鉄幹の歌を刻んだ石碑が立つ寺院は【 】である。(2008)/源義経が牛若丸として幼少期を過ごした寺院は【 】である。(2012)[0402]平安建都1200年を記念して梅小路公園内に造られた池泉回遊式庭園を【 】という。(2021)[0403]天龍寺の塔頭で、重要文化財の毘沙門天立像や枯山水庭園の「虎嘯の庭」があり、【禁門の変(蛤御門の変)】の際に長州兵が付けた刀傷が残っているのは【 】である。(2021)[0404]京都出身の医者で、戦国武将の信頼を受け医学校・啓迪院を開き、「医聖」と称されたのは【 …
フォトAC 大晦日が明けて2024年、また新しい年が始まりました。 1日、友人に新年のあいさつを送ろうと携帯を手にしたところ、ギュッ!ギュッ!ギュッ! 突然の地震警報! そしてユラユラとした軽い揺れ。 テレビをつけると、震源地は石川県、能登。震度は7、つなみ警報も。 ええーーー!と私は画面を見つめました。 次いで、1月2日、羽田での飛行機衝突事故。 テレビの画面に映るのは闇の中、真っ赤に炎上する飛行機。 乗客はどうなっているのか? 外に出られたのか?それとも・・・ またしても起こったお正月の惨事に、私は言葉がありません。 新年早々、立て続けに飛び込んできた災害と事故のニュース、お正月ののんびり…
赤山禅院の紅葉を満喫した後、次は曼殊院へと向かいました。
「京都画報」は、KBS京都テレビやTOKYO MX、BS11で放送されている京都に関する情報番組です。 京都検定も間近ということで、一年間撮り溜めた京都関係の番組を必死に消化している日々ですが、今回の「京都画報」では次の京都検定にも出題されそうな今年話題の場所が取り上げられていたので、ご紹介したいと思います。 東本願寺飛地境内地「渉成園」 並河靖之七宝記念館 京都 白河院 白沙村荘・橋本関雪記念館 さいごに 東本願寺飛地境内地「渉成園」 別名:枳殻邸です。 枳殻邸の名前は、カラタチという植物が植えられていたことに由来します。 かつてはその枳殻の生垣が周囲に植えられていたのだそうです。 観光客の…