京都を歩いていると、あまり知られていないけれども、すてきな寺に出会うことがあります。京都の、堀川通沿い、堀川寺之内から西へ入ったところに、妙蓮寺というお寺があります。 ここは、芙蓉の花の名所として知る人ぞ知るお寺で、私が訪ねたときは、紅芙蓉がきれいに咲いていました。 ここで、お寺の拝観をたのむと、石庭と屏風絵をみることができました。石庭は、十六羅漢石庭という名前がついていて、十五個の石が配置されている独特な庭でした。石庭好きな私も、はじめて見る感じがしました。 そして、奥書院には、幸野豊一という日本画家が描いたという屏風絵の大作があり、別々の部屋に、春、夏、秋、冬の異なる雰囲気のものとして、描…