前回のつづきの向山(むこうやま)古墳群。 1号墳の岩屋古墳は丘陵の北端の立地です。 前方部右裾側から見る墳丘。右奥が後円部。 こちらが説明板。 岩屋古墳向山丘陵の最も北側に位置するこの古墳は、全長52m、後円部径30m・高さ6m、前方部幅20mを測る前方後円墳で、後円部の東側に台状造出がありました。二段築成(後円部)の墳丘には葺石が巡らされていました。後円部南側に全長9mを測る横穴式石室が開口しています。石室は前室と後室からなる複室構造で、各壁を一枚の切石で構成し、入口はくり抜いた玄門を採用する石棺式石室と呼ばれる精美なものです。須恵器、円筒埴輪、形象埴輪(人物・馬・水鳥)、鉄刀、馬具などが出…