■ はじめに 2026年春、日本国内である種の“ざわつき”が広がっている。 「ナフサ供給が6月に途絶するのではないか」 一方で、 「原油があれば製造できるのだから問題ない」 という反論も存在する。 結論から言えば、この議論は噛み合っていない。なぜなら両者とも、「量」の話しかしていないからだ。 しかし現実に起きているのは、 “量”ではなく“機能”の問題である。 ■ 供給途絶は起きるのか? まず結論を整理する。 ナフサが完全に枯渇する可能性 → 低い 供給が完全停止する可能性 → 低い これは、原油備蓄や国内精製能力を考えれば妥当な見立てだ。 したがって、 「6月に完全途絶する」という主張は誇張的…