私たちが日常的に利用する道路やビル、橋などの社会インフラ。その頑丈なコンクリートや、鉄鋼、さらにはガラス製品に至るまで、その多くに「石灰石」という資源が使われていることをご存知でしょうか。石灰石は、日本では数少ない100%自給可能な鉱物資源であり、まさに社会基盤を支える「産業のコメ」とも言える存在です。しかし、その採掘から製品化までのプロセスや、事業を担う企業の姿は、一般にはあまり知られていません。 今回は、滋賀県の伊吹山、多賀山地に優良な鉱山を有し、近畿地方の石灰石供給において中心的な役割を担う、滋賀鉱産株式会社の決算を読み解きます。住友大阪セメントグループの一員として、日本のインフラを足元…